BMCがフランス・プロヴァンス地方において開催中のニューモデル発表会において、新型の「teammachine SLR01」を発表した。車名やルックスなど従来モデルの系統を色濃く受け継ぐものの、カーボンレイアップを見なおしたことで完全なるブランニューマシンに仕上げられた。フランスはモン・ヴァントゥー山麓から現地速報でお伝えする。

BMC teammachine SLR01BMC teammachine SLR01 photo:So.Isobe

この新型teammachine SLR01のプロトタイプを駆ったティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ)がツアー・オブ・カリフォルニアで総合優勝を飾り、ジロ・デ・イタリアではカデル・エヴァンス(オーストラリア)が総合3位を獲得。デビューとしては申し分ないリザルトを残している。

このバイクで最もトピックスなのは、「Accelerated Composites Evolution」の頭文字を取った「ACEテクノロジー」を新たに投入し、開発を行ったこと。幾多のカーボン積層やチューブ形状などシミュレーションを行うことで、強度・剛性・重量を最適化し、結果、従来モデルと比較して14%の軽量化と全体で25%の剛性強化を達成したという。

ワイヤーは内蔵化されたワイヤーは内蔵化された 一回りボリュームが高まったトップチューブ・ダウンチューブ一回りボリュームが高まったトップチューブ・ダウンチューブ


ダウンチューブやトップチューブなどは一回り大口径化されたものの、フレーム重量はハードウェア(シートクランプ、ドロップアウトエンド、ヘッドセットなどスモールパーツ)込みの54サイズで790g(塗装済み)を達成。ワイヤー類もフレーム内蔵化されるなど、細部までブラッシュアップされている。

フランス・プロヴァンス地方のモンヴァントゥーを舞台とした新車発表会の様子や続報はスペシャルコンテンツとして追ってお届けします。

text&photo:So.Isobe in Gargas, France
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