総合2位で終えたジロ・デ・イタリアの期間中に行なわれたドーピング検査で、CERA(第3世代EPO)の陽性が発覚したダニーロ・ディルーカ(イタリア、LPRブレークス)。Bサンプルの再検査結果も陽性だった。ディルーカは無実を訴えているが、最大4年間の出場停止処分を受ける可能性がある。

ジロ・デ・イタリアを総合2位で終えたダニーロ・ディルーカ(イタリア、LPRブレークス)ジロ・デ・イタリアを総合2位で終えたダニーロ・ディルーカ(イタリア、LPRブレークス) photo:Kei Tsujiガゼッタ紙が伝えたところによると、ジロ・デ・イタリア期間中の5月20日と28日に行なわれたドーピング検査で、CERA陽性が発覚した同大会総合2位のディルーカのBサンプル再検査の結果が出た。

パリ・シャトネーにある検査機関が行った再検査の結果は、Aサンプルと同じく陽性。ウィーンの検査機関がこれを確認し、ディルーカのCERA陽性が確定した。

7月22日にAサンプル陽性が発覚した時点で、ディルーカはUCI(国際自転車競技連盟)により暫定的に出場停止状態にされている。1月1日に採択された新規定により、ディルーカは最大で4年間の出場停止処分を受ける可能性がある。

当初ディルーカは「仮に再検査で陽性が確定すれば、もう競技を辞める」と語っていたが、現在は「身の潔白を訴え続けたい」とコメント。弁護団は検査手順に不備があったとして、ディルーカの無罪を訴えていく予定だ。

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