2008年のTOJ(ツアー・オブ・ジャパン)総合優勝者であるキャメロン・マイヤー(オーストラリア、ガーミン・トランジションズ)が、1月6日に開催されたオーストラリア選手権個人タイムトライアルで優勝を飾り、ロードのエリートクラスで初めてナショナルチャンピオンに輝いた。

トップタイムを叩き出したキャメロン・マイヤー(オーストラリア、ガーミン・トランジションズ)トップタイムを叩き出したキャメロン・マイヤー(オーストラリア、ガーミン・トランジションズ) photo:Cycling Australia1月6日から10日までの日程で開催されているオーストラリア選手権。初日はU23男子・エリート女子・エリート男子の個人タイムトライアルが行なわれた。

「オーストラリア最速」を決めるエリート男子個人タイムトライアルは、レースの舞台オーストラリア南東部ヴィクトリア州(州都メルボルン)出身のキャメロン・マイヤーが最速タイムで優勝。マイヤーは39kmのコースを50分52秒で駆け抜け、2位の若手ジョン・アンダーソンを29秒、3位の32歳ルーク・ロバーツ(チームミルラム)を33秒上回った。

ロードのエリート種目で初の金メダルを獲得したキャメロン・マイヤー(オーストラリア、ガーミン・トランジションズ)ロードのエリート種目で初の金メダルを獲得したキャメロン・マイヤー(オーストラリア、ガーミン・トランジションズ) photo:Cycling Australia1988年生まれのマイヤーは、AIS(オーストラリア国立スポーツ研究所)育成チーム出身のスピードマン。2008年にはサウスオーストラリア・ドットコム・AISのメンバーとしてTOJに参戦し、総合優勝を飾った。トラック競技で培ったスピードを活かし、同年のロード世界選手権U23個人タイムトライアルでは銅メダルを獲得している。

プロツアーチームのチームガーミンに移籍した2009年には更にそのスピードに磨きがかかり、トラック世界選手権ポイントレースで世界チャンピオンに。マディソンと団体追い抜きでも銀メダルを獲得する活躍を見せた。

TOJ覇者から今や世界的レーサーに成長したマイヤーは、オーストラリア自転車競技連盟のサイトの中で「何ヶ月もこのレースに向けて調整を続けていたんだ。エリート一年目だった昨年は苦い想いをしたから、何とかステップアップしたかった。とても光栄だよ」と喜びのコメントを残している。

「トラック競技ではこのレベル(エリート)の勝利を経験済みだけど、ロード種目では初めて。開幕迫るシーズンに向けて、大きな自信を与えてくれる。ヨーロッパのレースで、このグリーンとゴールドのジャージ(チャンピオンジャージ)を着るのが楽しみでならない」。マイヤーは昨年グランツールデビューを飾ったジロ・デ・イタリアに再び出場する予定だ。

また、5位にはマイヤーの1歳下の弟トラヴィス・マイヤーが入った。弟トラヴィスもAIS出身のトラックレーサーで、兄の背中を追って2010年にガーミン・トランジションズ入りを果たしている。

注目のオーストラリア選手権ロードレースは1月10日に開催される。ロビー・マキュアン(カチューシャ)やアラン・デーヴィス(アスタナ)、マイケル・ロジャース(チームコロンビア・HTC)らの活躍に期待したい。

オーストラリア選手権エリート男子個人タイムトライアル結果
1位 キャメロン・マイヤー(ガーミン・トランジションズ)50'52"
2位 ジョン・アンダーソン +29"
3位 ルーク・ロバーツ(チームミルラム)+33"
4位 ウィリアム・クラーク +1'14"
5位 トラヴィス・マイヤー(ガーミン・トランジションズ)+1'34"

text:Kei Tsuji
photo:Cycling Australia

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