2018/07/19(木) - 16:41
フェルトやGTなどを取り扱うライトウェイプロダクツジャパンの2019年モデル展示会が東京・晴海客船ターミナルで開催された。実際にバイクをチェックするだけでなく、製品知識を高めることができるプレゼンテーションセミナーや屋外での試乗会なども行われた。
「地球を楽しくしたい」の企業理念の元、日本にスポーツバイク文化を根付かせることをミッションに掲げる輸入販売代理店ライトウェイプロダクツジャパン。他のアメリカンブランドとは一線を画す「フェルト」や、ダウンヒルやエンデューロ、トレイルバイクなどを得意とする「GT」、スポーツサイクリングの裾野を広げる自社ブランド「ライトウェイ」という3本柱をメインに、様々なサイクルブランドを取り扱っている。
そんなライトウェイプロダクツジャパンの販売店向け2019年モデル展示会が7月初旬に東京の臨海部、晴海客船ターミナルで開催。短い梅雨も明け、連日続く夏日の中、多くの自転車販売店のスタッフが集まった。
国内外の豪華客船が停泊し、東京の海の玄関として活躍する晴海客船ターミナル。今回の展示会はその4階にて製品についてのプレゼンテーションやセミナー、2019年モデルの展示が行われ、外の広場では試乗ブースも設けられるという会場構成となった。
中でも今回の展示会で大きな特徴となるのが、プレゼンテーション/セミナーブース。エレベーターホールのすぐ横に設けられたこのブースでは同社の3本柱であるフェルト、GT、ライトウェイの製品ラインアップやブランドフィロソフィーを説明するプレゼンテーションが午前、午後と各ブランド2回ずつ行われたり、油圧ディスクブレーキやBMXのメカニック講座が開かれたりと、タメになる内容が実施されていた。
まず最初に行われたのは同社の屋台骨とも言うべきフェルトのプレゼンテーション。ステージにはJプロツアー/フェミニンツアーチームである弱虫ペダルサイクリングチームから前田公平選手、岩崎昌雲選手、唐見実世子選手がゲストとして登場し、選手の目線からフェルトのロードバイクの特徴について紹介していた。
前田公平選手はロードレースで使用しているフェルトFRについて「最近のレースバイクは剛性が高いため、反応が速くダイレクトな加速感あるバイクが多いですが、FRはすごくしなやかで、一瞬溜めてグッと伸びる加速感が持ち味です。その後も力が逃げることなく推進力に変わっていきます。」と言う。オフロードレースも走る前田選手にとっては粘りのある走りが好みのようだ。
また、以前旧Fシリーズに乗っていたこともあるという岩崎昌雲選手は「従来モデルのリニアな加速とは異なり、FRはダンシングで強いトルクをかけたときに後ろから押してくれるような加速を味わう事ができます。それとフレームの重心が掴みやすいので、安定感あるコーナリングが可能ですね。」とコメント。昨年エリートツアー総合優勝に輝いたこともあり、その言葉には重みがある。
ベテランの唐見選手は「私は登りで勝負をかけたいタイプの選手なんですが、このFRは登りでもシャキシャキ走り、加速が気持ち良いです。スプリントで腰を上げながら集団を縫うように走るときもバイクの挙動が安定していて安心出来ますね。」という言葉も。国内でも実力のある3選手が実際に語るフェルトバイクのインプレッションには大きな説得力があり、ショップの皆さんも熱心に聞いていた。
そんなフェルトだが、2019年モデルは新たに「FR5 Disc」がラインアップに追加し、既存のモデルもカラーリングに一工夫こらした製品展開となった。FR5 DiscはUHC Advanced TeXtremeカーボンのフレームに新型のR7000系105ディスクをアッセンブル。エントリーモデルとしてディスクロード普及の一翼を担うだろう。また、入荷が待たれていたトップモデル「FR FRD」も遂に入荷したということで、ショップへのデリバリーが随時始まるという。
その他の新たなカラーリングモデルはグラデーションやラメなどを使ったモデルが登場。例えば弱虫ペダルサイクリングチームも使用するFR1は、シルバースパークルと称したラメカラーが艶やかに輝く。AR3は全体をマットブラックで引き締めながら、フレーム末端などがブルーからパープルに切り替わるグラデーション塗装を施しており、所有欲を刺激してくれるデザインとなっている。単色のVR3でも鮮やかなエレクトリックブルーに差し色のレッドロゴがアクセントになっており、見ていて楽しいカラーである。全体的に今年のフェルトはカラーリングに注目だ。
続いて行われたのはGTのプレゼンテーション。ここではラインアップの紹介も軽くしつつ、ロードバイク人気の影に隠れがちなマウンテンバイクをどのように販売していくかという営業的な側面での話に少し時間を割いた。登壇した営業隊長の佐木さん曰く「マウンテンバイクは売れていないように見えて、平均的にお店の2割ほどの売上を上げているので、お店に置き続けることが重要です」という。
またマウンテンバイクが欲しい人が何を求めているか、ニーズを把握することが必要とのこと。「GTのバイクを購入した人から取ったアンケートでは、多くの人が頑丈でゴツい見た目に惚れて購入したというデータが出ています。ショップ店員さんからの目線だと、軽くて速いバイクをオススメしがちですが、タイヤが太くて格好良いマウンテンバイクも推しのポイントだと思います」と分析する。
こういったセミナーのようなプレゼンテーションを行う意義について佐木さんは「我々の会社の存在意義は自転車文化を日本に根づかせることです。ただ自転車を売るだけではなく、自転車に乗る人を増やしたり、乗り続けてもらえるようにショップさんに協力していきたいですね。そういったノウハウを学んでいったり、共有するためにこういった活動を行っています。」
その言葉の通り、展示ブースでは同社のスタッフが製品の前に立ち、来場者に対してきめ細かく説明を行っている。その説明を聞いたショップ店員さんがお店でお客さんに対して、しっかりと製品の説明をすることで、自転車購入のミスマッチを防ぎ、より長く楽しく乗ってもらおうということなのだ。そういった理念はショップスタッフやライトウェイプロダクツジャパンの製品を通して、ユーザーの方々にも届いていることだろう。
text&photo:Kosuke.Kamata
「地球を楽しくしたい」の企業理念の元、日本にスポーツバイク文化を根付かせることをミッションに掲げる輸入販売代理店ライトウェイプロダクツジャパン。他のアメリカンブランドとは一線を画す「フェルト」や、ダウンヒルやエンデューロ、トレイルバイクなどを得意とする「GT」、スポーツサイクリングの裾野を広げる自社ブランド「ライトウェイ」という3本柱をメインに、様々なサイクルブランドを取り扱っている。
そんなライトウェイプロダクツジャパンの販売店向け2019年モデル展示会が7月初旬に東京の臨海部、晴海客船ターミナルで開催。短い梅雨も明け、連日続く夏日の中、多くの自転車販売店のスタッフが集まった。
国内外の豪華客船が停泊し、東京の海の玄関として活躍する晴海客船ターミナル。今回の展示会はその4階にて製品についてのプレゼンテーションやセミナー、2019年モデルの展示が行われ、外の広場では試乗ブースも設けられるという会場構成となった。
中でも今回の展示会で大きな特徴となるのが、プレゼンテーション/セミナーブース。エレベーターホールのすぐ横に設けられたこのブースでは同社の3本柱であるフェルト、GT、ライトウェイの製品ラインアップやブランドフィロソフィーを説明するプレゼンテーションが午前、午後と各ブランド2回ずつ行われたり、油圧ディスクブレーキやBMXのメカニック講座が開かれたりと、タメになる内容が実施されていた。
まず最初に行われたのは同社の屋台骨とも言うべきフェルトのプレゼンテーション。ステージにはJプロツアー/フェミニンツアーチームである弱虫ペダルサイクリングチームから前田公平選手、岩崎昌雲選手、唐見実世子選手がゲストとして登場し、選手の目線からフェルトのロードバイクの特徴について紹介していた。
前田公平選手はロードレースで使用しているフェルトFRについて「最近のレースバイクは剛性が高いため、反応が速くダイレクトな加速感あるバイクが多いですが、FRはすごくしなやかで、一瞬溜めてグッと伸びる加速感が持ち味です。その後も力が逃げることなく推進力に変わっていきます。」と言う。オフロードレースも走る前田選手にとっては粘りのある走りが好みのようだ。
また、以前旧Fシリーズに乗っていたこともあるという岩崎昌雲選手は「従来モデルのリニアな加速とは異なり、FRはダンシングで強いトルクをかけたときに後ろから押してくれるような加速を味わう事ができます。それとフレームの重心が掴みやすいので、安定感あるコーナリングが可能ですね。」とコメント。昨年エリートツアー総合優勝に輝いたこともあり、その言葉には重みがある。
ベテランの唐見選手は「私は登りで勝負をかけたいタイプの選手なんですが、このFRは登りでもシャキシャキ走り、加速が気持ち良いです。スプリントで腰を上げながら集団を縫うように走るときもバイクの挙動が安定していて安心出来ますね。」という言葉も。国内でも実力のある3選手が実際に語るフェルトバイクのインプレッションには大きな説得力があり、ショップの皆さんも熱心に聞いていた。
そんなフェルトだが、2019年モデルは新たに「FR5 Disc」がラインアップに追加し、既存のモデルもカラーリングに一工夫こらした製品展開となった。FR5 DiscはUHC Advanced TeXtremeカーボンのフレームに新型のR7000系105ディスクをアッセンブル。エントリーモデルとしてディスクロード普及の一翼を担うだろう。また、入荷が待たれていたトップモデル「FR FRD」も遂に入荷したということで、ショップへのデリバリーが随時始まるという。
その他の新たなカラーリングモデルはグラデーションやラメなどを使ったモデルが登場。例えば弱虫ペダルサイクリングチームも使用するFR1は、シルバースパークルと称したラメカラーが艶やかに輝く。AR3は全体をマットブラックで引き締めながら、フレーム末端などがブルーからパープルに切り替わるグラデーション塗装を施しており、所有欲を刺激してくれるデザインとなっている。単色のVR3でも鮮やかなエレクトリックブルーに差し色のレッドロゴがアクセントになっており、見ていて楽しいカラーである。全体的に今年のフェルトはカラーリングに注目だ。
続いて行われたのはGTのプレゼンテーション。ここではラインアップの紹介も軽くしつつ、ロードバイク人気の影に隠れがちなマウンテンバイクをどのように販売していくかという営業的な側面での話に少し時間を割いた。登壇した営業隊長の佐木さん曰く「マウンテンバイクは売れていないように見えて、平均的にお店の2割ほどの売上を上げているので、お店に置き続けることが重要です」という。
またマウンテンバイクが欲しい人が何を求めているか、ニーズを把握することが必要とのこと。「GTのバイクを購入した人から取ったアンケートでは、多くの人が頑丈でゴツい見た目に惚れて購入したというデータが出ています。ショップ店員さんからの目線だと、軽くて速いバイクをオススメしがちですが、タイヤが太くて格好良いマウンテンバイクも推しのポイントだと思います」と分析する。
こういったセミナーのようなプレゼンテーションを行う意義について佐木さんは「我々の会社の存在意義は自転車文化を日本に根づかせることです。ただ自転車を売るだけではなく、自転車に乗る人を増やしたり、乗り続けてもらえるようにショップさんに協力していきたいですね。そういったノウハウを学んでいったり、共有するためにこういった活動を行っています。」
その言葉の通り、展示ブースでは同社のスタッフが製品の前に立ち、来場者に対してきめ細かく説明を行っている。その説明を聞いたショップ店員さんがお店でお客さんに対して、しっかりと製品の説明をすることで、自転車購入のミスマッチを防ぎ、より長く楽しく乗ってもらおうということなのだ。そういった理念はショップスタッフやライトウェイプロダクツジャパンの製品を通して、ユーザーの方々にも届いていることだろう。
text&photo:Kosuke.Kamata
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