2010年5月16日から23日まで全7ステージで開催される第14回ツアー・オブ・ジャパン(UCI2.2)の開催概要が発表された。出場するのは国内外の16チーム。初日の堺ステージが個人TTに、富士山ステージがマスドスタートのロードレースに変更された。

イタリアレースを中心に活躍するデローザ・スタックプラスチックイタリアレースを中心に活躍するデローザ・スタックプラスチック photo:Cor Vos今年もTOJ(ツアー・オブ・ジャパン)が5月16日から23日までの8日間・7ステージの日程で開催される。今年はコースが少し変更された。

初日の開催場所は、今年も大阪府堺市の大仙公園周回コース。初めて同周回コースを採用した昨年はマスドスタートのクリテリウムが開催されたが、今年は1周2.65kmの周回コースで個人タイムトライアルが行なわれることに。

初出場が決まったラファコンドール・シャープ初出場が決まったラファコンドール・シャープ photo:Rapha Condor Sharp奈良、美濃、南信州ステージには変更無し。移動日を挟んだ大会6日目の富士山ステージは、個人タイムトライアルからマスド(集団)スタートのロードレースに変更されている。翌日の伊豆ステージは周回が伸ばされ、周回数が減少。山岳コースとしての難易度は上がっており、総合逆転の可能性が高くなった。最終日は今年も東京を舞台にした平坦レースだ。

出場するのは海外8チームと国内8チーム。ヨーロッパからはプロコンチネンタルチームのデローザ・スタックプラスチック(アイルランド)とコンチネンタルチームのラファコンドール・シャープ(イギリス)が初出場する。

アジアからは福島晋一率いるクムサン・ジンセン・アジア(韓国)やチャンピオンシステム・マックスサクセススポーツ(中国)、ルトゥーア(マレーシア)も出場。なお、ジャイコ・スキンズ(オーストラリア)は昨年までチームAISとして活動していたオーストラリアチームだ。ナショナルチームは香港チャイナとカザフスタンのチームが出場する。

日本からはコンチネンタルチームの愛三工業レーシングチーム、チームブリヂストン・アンカー、シマノレーシング、チームNIPPO、宇都宮ブリッツェンが出場。クラブチームとしてパールイズミ・スミタ・ラバネロやマトリックスパワータグも顔を揃える。日本学生自転車競技連盟選抜チームも出場予定だ。

ツアー・オブ・ジャパン2010日程

5月16日(日)堺ステージ
   大仙公園周回コース 2.65km(個人タイムトライアル)
5月17日(月)奈良ステージ
   東大寺大仏殿中門前〜山添村布目ダム周回コース(12.0km×12周)144.0km
5月18日(火)美濃ステージ
   旧今井家住宅前〜美濃和紙の里会館前周回コース(11.6km+21.3km×7周)160.7km
5月19日(水)南信州ステージ
   飯田駅〜下久堅周回コース〜松尾総合運動場前(12.2km×12周+1.6km)148.0km
5月20日(木)移動日
5月21日(金)富士山ステージ
   ふじあざみライン入り口〜富士山須走口5合目 11.4km(標高差1200mのヒルクライム)
5月22日(土)伊豆ステージ
   日本サイクルスポーツセンター周回コース(12.2km×8周)97.6km
5月23日(日)東京ステージ
   日比谷シティ前〜大井埠頭周回コース(14.7km+7.0km×14周)112.7km


ツアー・オブ・ジャパン2010出場チーム

プロコンチネンタルチーム
デローザ・スタックプラスチック(アイルランド)
コンチネンタルチーム(海外)
ラファコンドール・シャープ(イギリス)
ジャイコ・スキンズ(オーストラリア)
クムサン・ジンセン・アジア(韓国)
チャンピオンシステム・マックスサクセススポーツ(中国)
ルトゥーア(マレーシア)
ナショナルチーム
ホンコンチャイナチーム
カザフスタンナショナルチーム
コンチネンタルチーム(国内)
愛三工業レーシング
ブリヂストン・アンカー
シマノレーシング
チームNIPPO
宇都宮ブリッツェン
クラブチーム
パールイズミ・スミタ・ラバネロ
マトリックスパワータグ
学連選抜
大学選抜ジャパン

text:Kei Tsuji