ヘルメットだけに留まらずサイクリングアクセサリーも手掛けるカブトより、新型アイウェア「301」シリーズが登場する。DOCKと呼ばれるパーツを装備することで、アイウェア内側に塵や風が入り込むことを防げる2眼式アイウェアだ。



カブト 301DPH(フローズングレー)カブト 301DPH(フローズングレー) (c)カブト
カブト 301D(マットブラック)カブト 301D(マットブラック) (c)カブト
カブトが大多数の日本人にマッチするフィット感のヘルメットを実現していることはご存知だろう。アイウェアもまた丸形の頭部にあわせたモデルの方が日本人に適しており、カブトはヘルメット開発で得た知見をもとにフレーム、レンズ形状、ノーズパッドの厚みを設計。長時間装着した際の頭痛や不快感を抑えたアイウェアを実現している。

今回紹介する「301」シリーズもまたJAPAN FITと呼ばれる日本人に合わせた設計が施された2眼アイウェアだ。自由に調整可能なメタルフレームが内蔵されたアジャスタブルノーズパッドを採用しているため、フレームやレンズに寄るコンフォータブルなフィット感に合わせて、ズレ落ちにくいという快適性も獲得しやすい。

フレーム素材には強靭性、耐摩耗性、耐薬品性、耐候性などの点で優れた物性を持つ、EMS社製ポリアミドの上位グレード"TR-90NZZ"を採用。そして、301シリーズはラインアップ全てに「DOCK(ドック)」と呼ばれるフレーム付きレンズを装着することが可能なことが特徴だ。

CFD解析を経て生み出されたというDOCKCFD解析を経て生み出されたというDOCK (c)カブト光の侵入を抑えることで目に優しいアイウェアを実現しているという光の侵入を抑えることで目に優しいアイウェアを実現しているという (c)カブト301シリーズのフレームであればDOCKと通常レンズを付け替えることができる301シリーズのフレームであればDOCKと通常レンズを付け替えることができる (c)カブト


DOCKは風、塵、光から目を守るために生まれたパーツ。ヘルメット開発で用いられるCFD解析(流体解析)を行うことで、レンズの内側に風や塵が巻き込まれにくい形状を実現している。同時にDOCKはフレームカーブに沿い、サイドまで覆うデザインとされており、隙間から光が差し込みにくくなっている。余計な光の侵入を防いでくれるため、眼の負担が少ない。

301シリーズはDOCK仕様のモデルが「301D」と「301DPH」という2種類、DOCK無しの一般的なレンズモデルが1種類の計3種類で展開される。DOCKモデルのレンズにはいずれもアンチフォグコートが施されているため、レンズ内側に熱気がこもってしまってもレンズが曇る心配も少ないだろう。またDOCKは度付きレンズにも換装することができるため、眼鏡屋などで対応してくれるという。

カブト 301(マットホワイト)カブト 301(マットホワイト) (c)カブト
カブト 301(マットブラック)カブト 301(マットブラック) (c)カブト
DOCK付きモデルの差異はレンズにある。301Dは防曇ライトスモークレンズ(可視光線透過率54%)が装着されており、明るすぎず暗すぎない目に優しいナチュラルカラーの視界を得られることが特徴。一方の301DPHは防曇クリア調光を装備するモデル。可視光線透過率81~17%で変化するため、レンズ交換無しで朝から夕暮れまで対応することが可能だ。また、従来品と比較し調光速度が向上しているとも。

最もベーシックな「301」に使用されるレンズは、NXT スペクトルスモーク(可視光線透過率30%)。レンズメーカーと共同開発を行ったレンズであり、視覚認知を阻害する特定波長の光をカットする性能を獲得。より鮮明な視界を実現しているという。また、NXTはひとつひとつ丁寧に作られていることが特徴で、色収差(にじみ)が少ないことも特徴だ。このモデルには撥水ライトピンクレンズも付属している。



カブト 301D
カラー:マットブラック、フローズングレー
付属レンズカラー(可視光線透過率):防曇ライトスモーク(可視光線透過率54%)
付属品:Kabutoソフトケース1、Kabutoレンズクロス1
価 格:10,000円(税抜)

カブト 301DPH
カラー:マットブラック、フローズングレー
付属レンズカラー(可視光線透過率):防曇クリア調光(81%~17%)
付属品:Kabutoソフトケース1、Kabutoレンズクロス1
価 格:15,000円(税抜)

カブト 301
カラー:マットブラック、マットホワイト
付属レンズカラー(可視光線透過率):NXT スペクトルスモーク(30%)、撥水ライトピンク(78%)
価 格:13,500円(税抜)

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