スペシャライズドが昨年刷新したエントリーロードシューズ「TORCH 1.0(トーチ1.0)」をピックアップ。アンダー1万円の入門グレードながら、細かな調整と素早い脱ぎ履きを可能とするBoaフィットシステムを採用した快適性に優れた1足だ。



スペシャライズド TORCH 1.0(ホワイト)スペシャライズド TORCH 1.0(ホワイト) photo:Yuto.Murata
言わずとしれたS-Worksグレードをトップモデルに据えたスペシャライズドのシューズラインアップで、ミドルグレードを担うのがTORCH(トーチ)シリーズだ。上位モデルから順に3.0、2.0、1.0という展開だが、その中でもエントリーグレードである「TORCH 1.0」が昨年フルモデルチェンジを果たしている。

従来は3本ベルクロのクロージングシステムだったが、今作では上位モデルに倣ったBoaフィットシステムを採用。9,500円(税抜)という入門モデル価格にしてBoaフィットシステムを搭載しているロードシューズは珍しく、ブランドとしてエントリーモデルにまでしっかりと力を注いでいることが窺える。

アンダー1万円ながらBoaフィットシステムを採用した意欲作アンダー1万円ながらBoaフィットシステムを採用した意欲作 大きく入ったスペシャライズドロゴがアクセントとなったデザイン大きく入ったスペシャライズドロゴがアクセントとなったデザイン

つま先部分に高さを持たせ万人が履きやすい余裕のあるフィット感につま先部分に高さを持たせ万人が履きやすい余裕のあるフィット感に アッパーの随所にエアホールを空け通気性を確保しているアッパーの随所にエアホールを空け通気性を確保している

Boaダイヤル+ベルクロという上位モデル準拠のクロージングシステムで、細かなフィット調整を可能としたほか、アンダー1万円とは思えないほど洗練されたルックスも獲得。BoaのL6ダイヤルは走行中でも締め込むことができ、上に引き上げるとリリースされる仕組みだ。エントリーシューズながらデザインと利便性も妥協のない1足に仕上がっている。

人間工学に基づいたスペシャライズド独自の理論「Body Geometry」が活用されたシューズ形状で、股関節‐膝‐足の位置関係が最適になるソール&フットベッドデザインにより、パワーを出しやすく負担も少ないペダリングが可能に。足先を優しく包み込む合皮製アッパーも快適性を高めている。

ナイロン複合素材のアウトソールは3つ穴クリート対応だナイロン複合素材のアウトソールは3つ穴クリート対応だ
長時間のライドにも使いやすい剛性指数6.0という硬さを抑えた設計長時間のライドにも使いやすい剛性指数6.0という硬さを抑えた設計 アウトソールとスマートに繋がったヒールパーツ、地面と接する面積が広く歩きやすさも考えられているアウトソールとスマートに繋がったヒールパーツ、地面と接する面積が広く歩きやすさも考えられている

アウトソールはナイロン複合素材が採用され、剛性指数6.0という硬さを抑えた設計により長時間のライドでも足に優しい踏み心地に仕上がる。ロードシューズに一般的な3つ穴クリートに対応。ブラック、ホワイト、ハイパー、ロケットレッドの4色ラインアップで、サイズは40~44(ブラックとホワイトは36、37、38、39、45あり)までの展開だ。

スペシャライズド TORCH 1.0(ロケットレッド)スペシャライズド TORCH 1.0(ロケットレッド) (c)スペシャライズド・ジャパン
スペシャライズド TORCH 1.0(ブラック)スペシャライズド TORCH 1.0(ブラック) (c)スペシャライズド・ジャパンスペシャライズド TORCH 1.0(ハイパー)スペシャライズド TORCH 1.0(ハイパー) (c)スペシャライズド・ジャパン



スペシャライズド TORCH 1.0
カラー:ブラック、ホワイト、ハイパー、ロケットレッド
サイズ:40~44(ブラックとホワイトは36、37、38、39、45あり)
アウトソール:ナイロン複合素材(剛性指数6.0)
重量:約290g(42サイズ)
価格:9,500円(税抜)
製品ページ:https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g61020-5440/


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