スマートローラーでありながらアンダー10万円という低価格で人気を博したエクスプローバのNOZA(ノザ)。様々なアップデートを行うことで、スムーズな負荷調整、静音性を向上させた第2世代の「NOZA S」が登場する。現在先行予約の受付中だ。



エクスプローバ NOZA Sエクスプローバ NOZA S (c)エクスプローバ
2018年11月に発売開始されたエクスプローバのダイレクトドライブ式スマートローラー台「NOZA」。このモデルが登場する以前はスマートローラーと言えば10万円オーバーが当たり前のハイエンドモデルが多く展開されていたが、NOZAはそれらよりも手頃な価格ということで人気を博したモデルだ。

そのNOZAにアップデートが加わった第2世代「NOZA S」が発売されることとなった。既に先行販売が開始されているヨーロッパにおいては前年比で3倍の販売をマークしており、急増するスマートローラー需要に応えてくれそうだ。ちなみに新型の価格は98,000円(税抜)。

シンプルな作りがNOZA Sの特徴だシンプルな作りがNOZA Sの特徴だ (c)エクスプローバ
第1世代からの主な改善点はフライホイールのサイズアップによる実走感の向上だ。5.7kg(直径17.5cm)から5.9kg(直径20.5cm)へと大径化することで、慣性を増加させナチュラルなフィーリングを実現している。また、フライホイールには新たにカバーが設けられ、ライド直後の熱が溜まっている状態で触れてしまいやけどを負うといった、アクシデントの可能性を低減。もちろん放熱性を確保するために通気口の数は前作より増やしている。

また、パワーをプログラムで算出する方式に変更しており、パーツなどが原因の故障リスクを減らしている。負荷調整装置である電磁コイルとフライホイールの間隔を拡大することで、異音の発生リスクも低減しているという。細かい部分のアップデートが主な内容だが、NOZAの高性能さに磨きをかけているはずだ。

フライホイールやベルトが新しくなった第2世代フライホイールやベルトが新しくなった第2世代 (c)エクスプローバ
もちろん第1世代からの美点は継承されている。1つは静音性。フライホイールのサイズアップとともにベルト自体も静粛性に優れるものを採用し、これまで同様58dBという騒音レベルを実現。これは静かな事務所から普通の会話程度の音の大きさだという。

誤差2.5%以内という高い出力測定精度と、2500ワットの最大抵抗、最大18%の斜度再現といったスマートローラーに求められる性能面でも優れていることもポイントだ。対応通信規格はANT+、FE-C、Bluetoothの3種類で、主要なインドアトレーニングサービスはカバーできるようになっている。

展開時は幅広いスタンスで安定感をもたらす展開時は幅広いスタンスで安定感をもたらす (c)エクスプローバ
ローラ台のフロントレッグが調整式となっているため、フロントのタイヤブロックは必要ない。シマノの8~11速、スラム11速のスプロケットに対応。クイックリリース(130mm、135mm幅)、スルーアクスル(142mm、148mm幅)用のアダプターが付属しているため、リムブレーキやディスクブレーキなど様々な車種でNOZA Sを使用することができる。

4月20日から5月15日の間で先行予約を受付中で、先着200名に特製マットがプレゼントされるという。正式な発売予定は5月18日。全国の自転車ショップで販売予定だ。

インドアトレーニングサービスとの連携が魅力の1つだインドアトレーニングサービスとの連携が魅力の1つだ (c)エクスプローバ


エクスプローバ NOZA S
価格:98,000円(税抜)
発売日:5月18日(月)※予定
先行予約:4月20日(月)~5月15日(金)

製品内容
フロントレッグ、リアレッグ、ナット(x2)、ボルト(x2)、六角レンチ、1.8mm スペーサー、130mm および 135mm クイックリリース用ドライブサイドアダプタ、12x142mm および 12x148mm スルーアクスル用ドライブサイドアダプタ、スルーアクスル用リバーシブルハブスペーサー、フロントレッグ調整ノブ、クイックリリーススキュワー、電源アダプタ
寸法(設置時) 593.4×514.5×465.15mm
総重量(開梱時) 17.0Kg
騒音レベル 58 dB(30Km/h)
最大出力 2500W(58Km/h)
最大シミュレーション傾斜 18%
梱包寸法 700×500×300mm
ファームウェア アップグレード可能
接続性 ANT+、FE-C、Bluetooth
スピンダウン補正 可能
ドライブトレイン 8/9/10/11速シマノ/SRAM (スプロケットは別売)
フリーボディ― シマノ/SRAM ロード11s用