クララ・ホンシンガー(キャノンデール/シクロクロスワールド)のキャノンデール SuperSix EVO CXを取り上げる。スラムやジップのコンポーネントで組み上げられた、アメリカ色濃いアッセンブリーが特徴のナショナルチャンピオンバイクだ。



クララ・ホンシンガー(キャノンデール/シクロクロスワールド)のキャノンデール SuperSix EVO CXクララ・ホンシンガー(キャノンデール/シクロクロスワールド)のキャノンデール SuperSix EVO CX photo:Nobuhiko Tanabe
ポップなイラストが描かれたキャノンデールのSuperSix EVO CXは、2年連続でシクロクロス全米女王に輝いたクララ・ホンシンガー(キャノンデール/シクロクロスワールド)のバイク。ありきたりな星条旗ベースではなく、ホンシンガーが愛する自然をモチーフにしたオリジナルデザインが落とし込まれているという。

トップチューブに描かれた3つの山は、ホンシンガーの出身地や現在住む場所、そしてトレーニングで使うシャスタ山とレーニア山、そしてフッド山。‘Lil' Clara(小さいクララ)’はまだ若く、17歳の時すでにエリートカテゴリーを走っていたことを示す愛称だという(スラム公式ストーリーより)。

ホンシンガーが愛する自然をモチーフにしたオリジナルデザインホンシンガーが愛する自然をモチーフにしたオリジナルデザイン photo:Nobuhiko Tanabe
若い頃からエリートカテゴリーを走っていたことを示す愛称が入る若い頃からエリートカテゴリーを走っていたことを示す愛称が入る photo:Nobuhiko Tanabe
所属チームであるキャノンデール/シクロクロスワールドは長くスラムとパートナーシップを組んでおり、コンポーネントはFORCE eTap AXS、ホイールは303FIRECRESTチューブラー。当然ハンドルとステムもジップ製品で統一されているが、ペダルはシマノ(XTグレードのD-M8100)。スラムはロシニョールグループからタイムのペダル部門を買収しているため、今後変化が起こりそうな予感。

コンポーネントはスラム FORCE eTap AXS。フロントシングル仕様だコンポーネントはスラム FORCE eTap AXS。フロントシングル仕様だ photo:Nobuhiko TanabeタイヤはチャレンジのGRIFO TEAM EDITION S3(33mm)タイヤはチャレンジのGRIFO TEAM EDITION S3(33mm) photo:Nobuhiko Tanabe

クララ・ホンシンガー(キャノンデール/シクロクロスワールド)のキャノンデール SuperSix EVO CXクララ・ホンシンガー(キャノンデール/シクロクロスワールド)のキャノンデール SuperSix EVO CX photo:Nobuhiko Tanabe
タイヤはもちろんチューブラーで、TEAM EDITION S3のロゴがあるチャレンジのGRIFO(33mm)だ。チャレンジはトレッドやケーシング層をよりソフトなものに作り変えた選手供給用タイヤをラインナップしており、ホンシンガーのタイヤも同じである可能性が高い。日本国内では小坂光(宇都宮ブリッツェン)と竹之内悠(Toyo Frame)がソフト仕様のタイヤを全日本選手権で使用したことも記憶に新しい。

text:So Isobe
photo:Nobuhiko Tanabe

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