新城幸也が日本チャンピオンカラーバイク＆ヘルメットを初披露

2022/08/30(火) - 11:50

今季フランス最後のワールドツアーレースとなったブルターニュクラシック・ウエストフランスに新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス）が出場。6月のロード日本選手権を優勝した証であるスペシャルカラーバイクとヘルメットが初公開された。

58位で完走を果たした新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス） photo:Miwa IIJIMA
ワウト・ファンアールト（ベルギー、ユンボ・ヴィスマ）が集団スプリントを制した第86回ブルターニュクラシック・ウエストフランス。今季フランスで行われる最後のワールドツアーレースに新城幸也（バーレーン・ヴィクトリアス）が出場した。

ブルターニュ地方のプルエーを発着点とする254.8kmのレースで新城が使用したのは、日本選手権王者を表すスペシャルカラーが施されたメリダのオールラウンダーモデル「SCULTURA V」。通常ではチームカラーの赤が使われるバイク前方には、日本国旗を模した白と日の丸が描かれている。

日本王者を表すスペシャルカラーが施されたメリダ SCULTURA V photo:Miwa IIJIMA

トップチューブには愛犬である小輪（コリン）のイラストとメッセージが photo:CorVos/Miwa IIJIMA

チェーンステーには日本選手権の記録が刻まれている photo:CorVos/Miwa IIJIMA

またこの日は日本王者仕様である白と赤にペイントされたルディプロジェクトのヘルメットEGOSも初披露。チャンピオンジャージと合わせ、プロトンの中でもひと際目立つジャパンカラーに仕上がった。

レースは逃げとプロトンからのアタックが繰り広げられる激しい展開の末、前述した通りファンアールトが勝利した。チームメイトであるヤン・トラトニク（スロベニア）が活躍したレースで新城は、起伏の多いレースにもかかわらず58位/3分9秒遅れでフィニッシュ。UCIポイントを5点加算する安定感ある走りを見せた。

「久し振りのフランスでのレースは楽しめた。新しいマシンとヘルメットも届いたし、最高の気分だ！このレースは何度も走っているけど、最近はコースが変わってしまって、少し残念。昔のプルエーの周回コースだった時の方が好きだなぁ。250kmを細い曲がりくねった道で、結局は、落車によって集団が割れるレースとなってしまった」とレースを振り返る新城。

「チームではヤンが先頭で頑張ってくれて、表彰台も近かった。自分は第2集団でのフィニッシュとなったが、思いのほか、調子良く走ることが出来て良かった！」と14位でフィニッシュしたトラトニクを労った。