残り14km地点でアタックを決め、独走でジャパンカップを制したニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)。チャンピオンバイクとなったキャノンデール SuperSix EVO Hi-MOD Discを紹介する。



ニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)のキャノンデール SuperSix EVO Hi-MOD Discニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)のキャノンデール SuperSix EVO Hi-MOD Disc photo:So Isobe
トレック・セガフレードによる序盤の攻撃で、例年にないハイスピードな幕開けとなったジャパンカップ。ラスト2周回の平坦区間で抜け出し、独走でレースを制したニールソン・ポーレス(アメリカ、EFエデュケーション・イージーポスト)が駆ったのは、キャノンデールの軽量オールラウンドモデル、SuperSix EVO Hi-MOD Discだった。

今年リエージュ〜バストーニュ〜リエージュを8位、ツール・ド・ロマンディを総合14位、ツール・ド・フランスを総合12位で終え、シーズン最終レースのジャパンカップを勝利で締め括ったポーレス。身長183cmの彼が乗るのは58サイズで、420mm幅のヴィジョン・METRON 5D INTEGRATEDハンドルバーを組み合わせている。

クランクセットはチーム仕様のグラフィックが施されたFSAのPOWER BOX。歯数は54/40Tクランクセットはチーム仕様のグラフィックが施されたFSAのPOWER BOX。歯数は54/40T photo:So Isobe
リアカセットは11-34Tというワイドレシオ仕様リアカセットは11-34Tというワイドレシオ仕様 photo:So Isobeワフーのエアロペダルを装備するワフーのエアロペダルを装備する photo:So Isobe


コンポーネントはシマノのR9270系デュラエースDI2だが、チームはFSA/ヴィジョンとパートナーシップを組んでおり、ホイールやクランク周り、ハンドル類などは同社製品で固められている。クランクセットはPOWER 2 MAXとのタッグでリリースされらFSAのPOWER BOXで、スパイダー部分にチームカラーが加えられた特別仕様。チェーンリングの歯数は54/40Tで、リアカセットは11-34Tとワイドレシオ仕様だった。

タイヤはヴィットリアのCORSA。チームはチューブレスタイヤとチューブラータイヤを織り交ぜて運用しているが、ポーレスはチューブラーの28mmモデルを55mmハイトのMETRONホイールと組み合わせて使用していた。

ハンドルはヴィジョンのMETRON 5D INTEGRATED。幅は420mmハンドルはヴィジョンのMETRON 5D INTEGRATED。幅は420mm photo:So Isobe
ラップ・マイ・バイクでカスタマイズしたELEMNT BOLTを、シリカのCHISELAマウントでセットラップ・マイ・バイクでカスタマイズしたELEMNT BOLTを、シリカのCHISELAマウントでセット photo:So IsobeサドルはプロロゴのDIMENSION。カーボンレール版だサドルはプロロゴのDIMENSION。カーボンレール版だ photo:So Isobe

メンバーの多くがヴィットリアのCORSAチューブラーを使用した。幅は28mmメンバーの多くがヴィットリアのCORSAチューブラーを使用した。幅は28mm photo:So Isobe
コンピュータはワフーのELEMNT BOLTだが、オランダの「ラップ・マイ・バイク」のステッカーを使ってチーム仕様にカスタマイズ。シリカの3Dプリント製マウント「CHISELA」を介してハンドルにセットされていた。ペダルは背面のディンプル加工が目立つワフー/スピードプレイのエアロペダルだった。

text&photo:So Isobe