2018年以来、5年ぶりとなるシクロクロス東京が2月11~12日に開催される。東京五輪の会場ともなったお台場海浜公園を舞台に、2日間にわたりトップレースのJCX最終戦から皆で楽しめる耐久レースまで様々な種目が用意される。参加はもちろん観戦するだけでも楽しめる、国内最大級のシクロクロスイベントを紹介しよう。



お台場のビルをバックに熱い戦いが繰り広げられるシクロクロス東京お台場のビルをバックに熱い戦いが繰り広げられるシクロクロス東京 photo:Kei Tsuji
東京の湾岸エリアのド真ん中、お台場海浜公園にて開催されるシクロクロス東京。普段から多くの人の憩いの場であり、様々な商業施設が集積するロケーションを舞台に開催されるシクロクロスレースということで、非常に大きな注目を集めてきたイベントが5年ぶりに復活する。

主催するのは、世界中で大きなシェアをもつオーダーメイドサイクリングウエアブランドであるチャンピオンシステムだ。2018年以来の大会ということで、久しぶりとなるシクロクロス東京だが、そのボリュームは相変わらず。2日間にわたり、多くのカテゴリーが設けられる。

レインボーブリッジを背にした表彰式 photo:Kei Tsuji / CX TOKYO

メインとなるのは各AJOCCカテゴリーに分かれたレース。最高峰となるJCXシリーズの最終戦を筆頭に、多くのカテゴリーのレースが2日間にわたって開催され、ベテランレーサーから子供まで、多くのライダーに門戸を開いている。

さらに、チームで参加する耐久レースも用意されている。2日目に行われるチームエンデューロは、90分にわたりお台場に設けられた特設コースを仲間とともに楽しめる、もっともハードルの低いカテゴリーとなっている。

シクロクロス東京2023コースマップ (c)cyclocrosstokyo.com/

コースは以前のものをベースに、更にブラッシュアップしたもの。シクロクロス東京名物の長い砂浜区間とテクニカルな林間コースの組み合わせは、パワーと技術両方が求められるもの。シクロクロスの醍醐味を詰め込んだ全長2kmのコースは、大会当日でしか走れない。貴重な機会だけにぜひ参加してみては。

お台場を盛り上げる出展ブースも盛りだくさん

フィニッシュエリア脇には様々なブースが立ち並ぶ

おなじみエスキーナを始め、美味しいブースが各種出店中
Raphaブースではオールエスプレッソのコーヒーがいただける



選手たちの熱い走りを応援するのにぴったりな観戦ポイントを順繰りに見て回れるのも周回レースであるシクロクロスの良いところ。スタートで選手を見送った後は、テクニックが問われる森林未舗装路エリアに向かうもよし、シクロクロス東京の代名詞たる砂浜エリアで檄を飛ばすもよし。階段とフライオーバーが次々に現れるエリアでは、選手たちのスピードに圧倒されることだろう。

観戦を盛り上げてくれるのに欠かせないのが出展ブースだ。シクロクロス東京のもう一つの名物ともいえるのが豊富なフードトラック。シクロクロスの本場ベルギーでは欠かせないビール、身体を暖めるにぴったりなホットカクテル、ホットワインなども例年登場。両手にビールとカウベルを持って、本場の観戦スタイルを楽しんでみよう。

メインスポンサーであるチャンピオンシステム、そして弱虫ペダルの他にも、多くの自転車関連ブースも出展予定。試乗車と試乗コースが用意されるので、気軽にシクロクロスを体験することもできる。会場となるお台場海浜公園は、ゆりかもめのお台場海浜公園駅から徒歩3分、りんかい線の東京テレポート駅から7分という臨海副都心のど真ん中。家族や友人と、お台場へと遊びついでに観戦するにもぴったりだ。

現在参加者募集中!人気種目はキャンセル待ちも

走っても、見ても楽しい2日間だ photo:Kei Tsuji / www.cyclocrosstokyo.com

さて、待望の復活となったシクロクロス東京は現在参加者を募集中。エンデューロをはじめとした一部のカテゴリーは既にキャンセル待ちとなっているが、他のカテゴリーはエントリーを受付中。申込はスポーツエントリーより可能となる。

また、参加せずに観戦するだけでも楽しめるのがシクロクロス東京だ。選手の熱気を感じつつ、お台場を満喫して帰るなんてのももちろんアリ。2月の2日間、ぜひお台場に足を運んでみては。



Champion System × 弱虫ペダル シクロクロス東京2023
開催日:2023年2月11日(土・祝)、12日(日)開催
申込期間:2023年1月10日(火) ~1月31日(火)
開催場所:東京都港区 東京都立お台場海浜公園特設コース