3月4日のストラーデビアンケ・ドンネで3位に入ったクリステン・フォークナー(アメリカ、ジェイコ・アルウラー)に失格処分が下った。チームによると、レース中の使用が禁止されている血糖値モニターを装着していたためだという。



表彰式でも確認できるクリステン・フォークナー(アメリカ、ジェイコ・アルウラー)の左肩に装着された血糖値モニター photo:CorVos

いまだUCI(国際自転車競技連合)による正式発表はないものの、3月4日(土)にイタリアで開催されたストラーデビアンケ・ドンネで3位に入賞したクリステン・フォークナー(アメリカ、ジェイコ・アルウラー)に対し、同大会における失格処分が下された。

この処分を受け、所属するジェイコ・アルウラーは声明を発表。「UCIから通知があり、ストラーデビアンケ・ドンネにおけるクリステン・フォークナーが失格処分となりました。その理由はUCI規則にある1.3.006bisが適応されたため。チームと同選手はこの全責任を負い、このような事態を招いたことを謝罪したします」とコメントした。

フォークナーが失格処分が下った理由は、競技中の使用が禁止されている血糖値モニターを装着したまま出場したため。UCI規則の1.3.006bisには「競技中に置いて、グルコース(血糖値)や乳酸などの生理的データを取得する機器の使用を禁止する」と記載されており、違反した場合は「レースからの排除、または失格処分」となっている。

ジェイコ・アルウラーによるリリース文 image:Team Jayco AlUla

これによりフォークナーは失格となり、4位だったセシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJ・スエズ)が3位に順位を上げている。

フォークナー本人からのコメントは現時点でないものの、ジェイコは「スタッフと選手全員に教育し、UCI規則を再度検討して今後の再発防止に努めてまいります」とリリースを締めくくっている。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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