ツーリングタイヤの定番MARATHONシリーズを展開するシュワルベが、そのラインアップにMARATHON EFFICIENCYを加える。レース系タイヤのテクノロジーをツーリングタイヤとしてアレンジすることで、優れた転がり抵抗と耐パンク性能の両立を実現させた。



シュワルベ MARATHON EFFICIENCY (c)ピーアールインターナショナル

自転車に荷物を沢山積み込み、長距離のツーリングを楽しむようなシチュエーションにおいて超定番タイヤのシュワルベ MARATHON(マラソン)。パンク等のトラブルが発生しにくいタフネスさと、長距離ライドを何度も繰り返せるような長寿命さを魅力として様々なラインアップが揃うシリーズだ。

そこにMARATHON EFFICIENCY(マラソン・エフィシェンシー)が追加されることに。EFFICIENCY=効率というモデル名の通り、ライダーが出力した力を効率よく変換するために、ツーリングタイヤながらロードとマウンテンバイク向けレースタイヤのテクノロジーが採用された1本だ。

採用されたレーステクノロジーを象徴するのが、フラッグシップロードタイヤにも用いられているADDIX RACE COMPOUNDと、マウンテンバイクのレースタイヤのSUPER RACEケーシング構造だ。これらによって、MARATHONシリーズで最も低い転がり抵抗と、しなやかな乗り心地を実現している。この構造をMARATHON用にアレンジしており、高耐久性と優れた走行性能のバランスを整えている。

サイドグリップを確保するパターンが採用されている (c)ピーアールインターナショナル

MARATHON EFFICIENCYはE-BIKEに適したタイヤでもあり、ボッシュの航続距離シミュレーターでの性能評価も行われた。結果としては開発スタート段階のこのモデルよりも、満充電バッテリーで走行できる距離が7%も向上する数値をマークしており、モデル名に相応しい高効率タイヤを実現した。

またMARATHONシリーズはどのような路面でも走れるようなタフさが特徴の一つでもある。今作ではトレッドのセンター部分は斜めの溝きり、サイド部分にブロックセクションを配置することで、直進時の転がり抵抗を減らしつつ、砂利道など未舗装路でも安心できるグリップ力を備えた。耐パンクベルトのVガードなども備えられているため、未舗装路でも安心して走行することができそうだ。

MARATHONにスポーツ走行のテイストが加えられたMARATHON EFFICIENCY。ツーリングバイクでそのままサイクリングや旅を楽しむ方はもちろん、通勤で毎日自転車に乗る方、自由気ままにグラベルも走りたい方など、様々なサイクリストにフィットする1本となっている。価格は10,780円(税込)。

シュワルベ MARATHON EFFICIENCY (c)ピーアールインターナショナル



シュワルベ MARATHON EFFICIENCY
カラー:ブラックリフレックス、トランスペアレントリフレックス
サイズ(重量):27.5x2.15(775g)、27.5x2.35(815g)、700x38C(510g)、29x2.15(ブラック:795g トランスペアレト:840g)
仕様:ADDIX Race/ Super Race / V-Guard、 E-50
価格:10,780円(税込)