ツール・ド・フランスで2年連続の総合優勝を果たしたヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)が母国デンマークに凱旋。昨年も行われた首都コペンハーゲンのセレモニーには数万人に及ぶファンが詰めかけた。



オランダにあるユンボ・ヴィスマ本拠地で祝福を受けるヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク) photo:Team Jumbo-Visma

7月23日に閉幕した第110回ツール・ド・フランスで、2年連続の総合優勝に輝いたヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ)。その直後にはオランダ南部ボクスメールで行われたクリテリウムに出場し、マイヨヴェールを獲得したヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)やマイヨアポワのジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)、マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)らと共にエキシビションレースを楽しんだ。

その後、同国にあるユンボ・ヴィスマの本拠地で連覇を報告。また隣国のベルギーに赴いたヴィンゲゴーは総合優勝に尽力し、第二子の誕生に立ち会うため途中棄権したワウト・ファンアールト(ベルギー)にマイヨジョーヌをプレゼントした。

スタッフやその家族と共にマイヨジョーヌ獲得を祝った photo:Team Jumbo-Visma

昨年同様にチャーター機で母国デンマークへと向かうヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ) photo:Team Jumbo-Visma
特別ペイントにサインをするヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ) photo:Team Jumbo-Visma


2年連続となるチャーター機を楽しむヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ) photo:Team Jumbo-Visma

そして自ら名が刻まれたチャーター機に乗り、家族と共に母国デンマークに凱旋したヴィンゲゴー。首都コペンハーゲンで行われたパレードにはヴィンゲゴーを一目見ようと数万人か駆けつけ、昨年同様、中央広場でマイヨジョーヌを披露した。

「あまりにも多くの人がいて驚いた。(総合優勝後の)1週間は素晴らしいものになっている。大会中はデンマークの全員が僕を応援してくれているような気持ちがしたよ。最高の夏になった。ありがとう」とヴィンゲゴーはファンへの感謝を語っている。

ヨナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)の姿を見ようと、数万人のデンマーク人ファンが詰めかけた photo:Team Jumbo-Visma

コペンハーゲンの中央広場を埋め尽くすファンに手を振るヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ) photo:Team Jumbo-Visma

ヴィンゲゴーはこの後、達成すれば史上初となる1チームによる同年のグランツール全制覇を目指し、8月26日(土)にスペイン・バルセロナで開幕するブエルタ・ア・エスパーニャに出場予定。また、それまでの期間については「今週金曜日まではリラックスして過ごし、準備が整ったらブエルタに向けたトレーニングに入る。高地合宿はせず、家でトレーニングに励むつもりだ」とコメントしている。

text:Sotaro.Arakawa