杉浦佳子がパラロードで2位　パラトラックと合わせ4つ目のメダルを獲得

スコットランド・ダンフリースの周回コースで行われたパラロード女子C3ロードレースで、杉浦佳子が三つ巴スプリントの末に2位でフィニッシュ。パラトラックと合わせて4つ目のメダルを手に入れた。

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UCI自転車世界選手権大会のメイン会場であるグラスゴーから南にあるダンフリースで行われたパラサイクリングロードのロードレース。女子C3ロードレースにはパラトラックで2つの金メダルを、タイムトライアルでは銅メダルを獲得した杉浦佳子が出場した。

1周15.6kmのコースを4周する総距離62.4kmで争われたレースは、5名による先頭集団が形成される。そして終盤に杉浦を含む3名によるスプリントの結果、TTで2位だったシャオメ・ワン（中国）が勝利。惜しくも敗れた杉浦は2位となり、今大会4つ目のメダルを手にした。

同日に行われた男子C3ロードレースには藤田征樹が出場し、17位でフィニッシュ。藤田は「2周目に入ったところで路面のギャップでサドルが大きく下がってしまいました。両足義足でサドルが下がると致命的に踏めなくなるので、横風が強い中ペースアップに対応できずメイン集団から脱落してしまいました。トラックに出られなかった私にとってロードレースは非常に重要で、どうにかしたかったのですが、今日の風の強い状況ではどうしようもありませんでした。たくさんのご声援、サポートに報いることが出来ませんでした。自分のコンディションは良く、これから！というタイミングだったので無念でなりません」と悔しさを口にした。

また川本翔大は男子C2ロードレースに参戦し、17位でレースを終えた。「今日の順位としては、すごく悔しいです。終わってみて感じることは、まだまだロードレースに慣れてないと思いました。ロードでもっと良い順位狙えるように、さらに努力をしたいと思います」と川本は語っている。