ロット・デスティニーの下部チームに所属し、来季昇格が決まっていたティール・デデッカー(ベルギー)が8月23日の練習中に車と衝突。搬送先の病院で死亡が確認された。



死去が発表されたティール・デデッカー(ベルギー) photo:Lotto Dstny

事故の詳細は明らかにされていないが、ティール・デデッカー(ベルギー)の所属するロット・デスティニーのリリースによると、8月23日のトレーニング中に車の後方に激しく衝突。その後アントウェルペン大学病院に搬送され、懸命の治療もむなしく8月25日にデデッカーの死亡が発表された。

デデッカーはベルギー北部アントウェルペン出身の22歳。今年からロット・デスティニーの下部チームに所属し、トップチームの一員として出場した今年3月のツール・ド・台湾第3ステージではスプリント勝利を飾った。また5月に行われたU23の選手によるパリ〜ルーベ・エスポワールで優勝し、来シーズンのトップチーム昇格が決まっていた。

ロット・デスティニー代表のステファン・ヒューロ氏は「我々のチームに所属する選手がこの世を去り、大きな悲しみとショックを受けています。ティールは今年大きな成長を見せ、私たちは更なる進化を信じていました。またプロチームへの昇格も当然の選択でした。残念ながら彼がプロ選手となることはなくなったものの、私たちは彼が才能ある若手選手かつ、温厚で親しみやすい人間であったことを忘れません。彼の家族や愛する人たちに対し追悼の意を表すと共に、困難な時を送る彼ら、彼女たちのことを思っています」とコメントした。

若き才能の死去を悼み、謹んで哀悼の意を表します。

text:Sotaro.Arakawa

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