「逃げに乗ったのは想定外」とカーデン・グローブスは、ブエルタ最終日に掴んだ区間3勝目を振り返った。そのきっかけを作ったエヴェネプールや総合2位のヴィンゲゴーなど、ブエルタの3週間に渡る戦いを終えた選手たちのコメントを紹介します。



区間優勝&ポイント賞 カーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク)

スプリントを制し、区間3勝目を手に入れたカーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos

今日のステージでは勝利と共にポイント賞ジャージの保持を目標にしていた。だが、もちろん逃げを狙っていたわけではない。今朝の段階でレムコ(エヴェネプール)がポイント賞争いの脅威となっており、ジャージはともかくステージ優勝は狙っていくと思っていた。だから彼がアタックした時、ついていかなければならないと思った。幸いエドワルト(プランカールト)がその差を詰める素晴らしい走りをしてくれた。

残り1kmで集団内にいる選手たちの前に出たくなかったので、お互い牽制に入った。その結果プロトンに追いつかれたのだが、スプリントになれば自分の強みを活かすことができると思った。そして残り500mからレムコがリードアウトのような動きをしてくれ、それが僕に有利に働いた。

勝利と共にポイント賞ジャージを獲得したカーデン・グローブス(オーストラリア、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos

―オーストラリア人として初めてのマイヨプントス獲得になった。それについてどう思うか?

とても特別な気持ちだよ。ただ、チームがいなければ不可能だったので彼らに感謝したい。このブエルタに向けて共に準備を進めていた。だからこのジャージ獲得と、3つ目の勝利が意味するものは大きい。

区間2位 フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)

先頭で勝利を狙うフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos

レムコが早めに仕掛けたので、僕も自分の走りを披露するために踏み込んだ。だが結果は3度目の2位。今大会の僕は2位しか獲れないのだろうか(笑)?僕らは日々、全力で走り、今日も良いレースができたよ。

区間8位&山岳賞 レムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)

遅れてレムコ・エヴェネプール(ベルギー、スーダル・クイックステップ)らが飛び出した photo:CorVos

今日は僕の妻や家族、両親が来ていたのでレースを可能な限り楽しみたいと思っていた。チームから自由に走っていいと言われていたので仕掛けた。先頭集団は良いメンバーだったが、スピードに長けた選手の揃うプロトンから逃げ切るのは大変だった。今日は楽しかったし、良い形でブエルタを終えることができたよ。

総合4位&ヤングライダー賞 フアン・アユソ(スペイン、UAEチームエミレーツ)

それぞれ特別賞ジャージを獲得したグローブス、アユソ、クス、エヴェネプール photo:CorVos

昨年は初めてのグランツールで、予想外だった総合表彰台に立った。その経験は大きく、更に高みを目指したのだが上手くはいかなかった。とても強いチームがいたからね。だが昨年と比べて自分の走りに改善はみることができた。

もちろん総合優勝を目指していたが、マイヨブランコを獲得することができて誇りに思う。昨年はこれを大会期間中ずっと着続けていたが、レムコの繰り下げだったので自分のものではなかった。だから特別な気持ちがするよ。これからも努力を続け、より高みを目指していく。

総合2位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ)

総合トップスリーを独占したヴィンゲゴーとクス、ログリッチ photo:CorVos

この素晴らしいチームの一員として走ることができ、心から嬉しく思う。また大会前ならばクレイジーと言われたであろう「総合でトップ3独占」という結果を収めることができた。今大会は全てが上手く進んだ。

―今後、総合優勝を狙いに戻ってくる予定はあるか?

もちろんだ。来年か再来年なるかは分からないが、チームと計画を立てて決めるよ。



総合優勝を飾ったセップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)のコメントは別記事にてお伝えします。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, Unipublic

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