ログリッチが今季限りでのユンボ退団認める　チームもSNSで承認

プリモシュ・ログリッチ（スロベニア、ユンボ・ヴィスマ）はジロ・デッレミリアのスタート直前のインタビューで「チームを離れることは間違いない」とコメント。今季限りでの退団を明らかにし、直後にチームもSNSでその事実を認めた。

---

「チームを離れることは間違いない。詳しいことはレースが終わってから話したい。いまはまず、このレースに集中したい」とプリモシュ・ログリッチ（スロベニア、ユンボ・ヴィスマ）はインタビューに答えた。

今年で第106回を迎えるジロ・デッレミリア（UCI1.Pro）のスタートリストに名を連ねたログリッチ。そのスタートの直前に行われたインタビューにて、ログリッチは今シーズン限りでの退団を明らかにした。

所属するユンボ・ヴィスマはこのインタビュー動画と共に「数々の思い出深いレースを共にしたプリモシュ・ログリッチに対し、ユンボ・ヴィスマは別の場所で野心を追い求める機会を与えたい」とコメント。ログリッチの退団をチームが認めた。

現在スーダル・クイックステップとの合併やアメリカのネット通販会社であるアマゾンのスポンサードなど、様々な報道がされているユンボ・ヴィスマ。ログリッチの退団もその中で報道されていた事柄の一つだったが、この度本人によってそれが事実であると明らかになった。

チームと2025年まで結んでいた契約を破棄し、退団を選んだログリッチ。推定年俸3.1億円（200万ユーロ）と言われるログリッチの移籍先として、予算規模の大きいイネオス・グレナディアーズやリドル・トレックなどが挙がっているが、ここにきてモビスターも有力視されている。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos