ジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ)が2024年シーズンの初戦をツアー・ダウンアンダーで迎えると発表した。1月16日に開幕する本レースはオーストラリア・アデレードを舞台とし、同選手が出場するのは2014年以来10年ぶりだ。



レース前にいまの心境を語ったジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos

「2014年に出場し、僕にとって初めてのワールドツアーだったサントス・ツアー・ダウンアンダーに再び出場できることが嬉しい。起伏のあるコースや厳しい登りはもちろん、ウィランガヒルと初めて登るマウント・ロフティが楽しみだ」と、ジュリアン・アラフィリップ(フランス、スーダル・クイックステップ)はツアー・ダウンアンダーの公式サイトでコメントした。

2年の休止期間を経て、2023年に再開したサントス・ツアー・ダウンアンダー。毎年シーズン最初のワールドツアーとして親しまれ、来年は1月16〜21日の全6ステージの日程で行われる。総合優勝を左右する勝負所となるのはリッチー・ポート(2022年引退)が得意としたウィランガヒル(距離3.6km/平均7.1%/最大14%)。今年はコースから除外されたものの、2024年大会では第5ステージのフィニッシュ地点となる。

サイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー)が制した2023年大会のマウント・ロフティ photo:Santos Tour Down Under

また今年初めてコースに採用され、来年も最終第6ステージに登るマウント・ロフティ(距離1.5km/平均7.3%/最大13.3%)にも注目。アラフィリップ向きと言えるこの丘は今年、総合優勝したジェイ・ヴァイン(オーストラリア、UAEチームエミレーツ)をサイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー)がスプリントで退け区間優勝を飾った。

2024年のツアー・ダウンアンダーには大会2連覇を狙うヴァインの他、サイモン・イェーツは新加入で地元のカレブ・ユアンとオーストラリア王者ルーク・プラップと共に出場予定。またコービン・ストロング(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック)やフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)もオーストラリアでシーズン開幕を迎える予定だ。

text:Sotaro.Arakawa

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