オルベアとロット・デスティニーが2024年からのパートナーシップ締結を発表した。「世界的に知られるオルベアとチームの協力体制により、さらに国際的な認知を強化していきたい」と語られている。



16年連れ添った母国ベルギーのリドレーからバスクブランドへ。UCIワールドチーム復帰を目指すロット・デスティニーが新しくパートナーシップを結んだのは、スペイン、バスク地方に拠点を置くオルベアだった。


「38年にわたる歴史の中で、このチーム(ロット・デスティニー)はペロトンでのベンチマークとなり、ロットはスポーツにおいて最長となるサイクリングのスポンサーシップを継続しています。一方で、オルベアは183年の経験とレーシングのDNAを持ち、持続的な改善を通じて卓越性を追求することこそが、長期的な成功を保証する唯一の方法と考えています。

チームとオルベアの両者とも、長きにわたるサイクリングの伝統と情熱的な土地にルーツを持っています。ベルギー、エウスカディ(バスク地方)、そしてそれぞれの地域のファンは、サイクリングを心から愛し誇りに感じ、そしてそれに伴う責任や名誉を継承しづけています。オルベアは日々製品開発、製造に情熱を傾け、その成功を社会に還元するサイクルを構築しています」
と、プレスリリースには記されている。

2023年にモデルチェンジされたフラッグシップモデルのORCA ©ORBEA

オルベアは2023年ツール・ド・フランスのグランデパールとなったバスク地方の、ビルバオ近郊マリャビアに拠点を構えるスペイン最大の自転車ブランド。チームは昨年モデルチェンジを果たしたばかりの新型ORCA(オルカ)と、エアロロードのORCA AERO(オルカ エアロ)を駆りトップレースを走ることになる。

「ロット・デスティニーは、オルベアを理想的なパートナーと考えており、パフォーマンスを向上させ続けるために必要不可欠な存在です」と言うのはチームCEOを務めるステファン・オロー氏。「新しいバイクの開発は迅速で、またそのパフォーマンスは一目を置くものであり、その開発に取り組む意欲や姿勢にも敬意を感じています。私たちはこのパートナーシップを通じて素晴らしい成果を達成できると確信しています」と続ける。

チームの初戦は1月末から順次開催されるスペインレースの予定だ。

text:So Isobe

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