TNIが3Dプリントパッド採用サドルのラインアップを拡充する。座面形状の異なる2つのモデルを新たに追加し、昨年末に発表されたサドルと合わせ計3つのバリエーションを展開することに。最新技術を用いつつも2万円台と手の届きやすい価格を実現した。



TNI 3D printing Ⅱ サドル (c)トライスポーツ

ファクターやダリモ、AXライトネスなど、エンスーなサイクリストが好むマニアックなブランドを多数取り扱うトライスポーツ。そのオリジナルブランドであるTNIは、リーズナブルな価格のプロダクトをラインアップし、多くのサイクリストから支持を受けてきた。

そんなTNIより、3Dプリントパッドサドルの新作が発表された。昨年末に発表された"3D printing サドル"に続くモデルとして、2つのサドルがラインアップに加わることとなる。

TNI 3D printing Ⅲ サドル (c)トライスポーツ

近年多くのサドルメーカーがラインアップしはじめた3Dプリント製パッド採用サドルは、格子の太さや密度を調整することで、無段階で弾性を変更できることが大きな特徴。従来のフォームサドルよりも細かな調整ができ、座り心地を大幅に向上させることを可能とした。

最新技術を用いたプロダクトのため、ハイエンドモデルに位置づけられる存在でもあり、メジャーブランドの製品であれば4万円以上のプライスタグがつけられるのが一般的なところ、TNIは2万円台という価格を実現した。

TNI 3D printing Ⅱ サドルはマットカーボンのレールとベースを採用 (c)トライスポーツ
TNI 3D printing Ⅲ サドルはグロス仕上げとなっている (c)トライスポーツ



新たに追加された2モデル、3D printing Ⅱサドルと3D printing Ⅲサドルの違いは座面のデザイン。Ⅱの座面は幅150mmとワイドな設計で、パッドも左右に分かれており中央部にチャネル(溝)が配置される設計となっている。一方のⅢは幅143mmとされ、中央部のカットアウトのみでチャネルは設置されないデザインとされた。

ベースおよびレールはどちらもカーボン製となっており、レール径は7x9mm。組み合わせられるシートポストは上下から固定するタイプに限定されるとのことだ。サイドハグ式やクランプ部が細いモデルは非推奨となる。重量はⅡが約155g、Ⅲが約145gと軽量に仕上げられた。どちらもカラーはブラックのみとなり、重量制限は90kgまで。価格も共通で、24,200円(税込)となる。



TNI 3D printing Ⅱサドル
重量制限:90kg
ベース:カーボンファイバー
レール:カーボンファイバー
レール径:7×9
サイズ:150×246mm
重量:約155g ※個体差が有ります
色:黒
価格:24,200円(税込)

TNI 3D printing Ⅲサドル
重量制限:90kg
ベース:カーボンファイバー
レール:カーボンファイバー
レール径:7×9
サイズ:143×235mm
重量:約145g ※個体差が有ります
色:黒
価格:24,200円(税込)

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