3TのエアログラベルロードバイクEXPLOROで日本各地のグラベルを走る”3T XPDTN JAPAN CLUB RIDE”。今回は、自然と一体感ある群馬の林道を楽しんだ、梅雨の合間を狙って開催されたショートグラベルライドのレポートをお届け。



雰囲気が良くグラベルライドを盛り上げる霧がかかる林道雰囲気が良くグラベルライドを盛り上げる霧がかかる林道 photo:Hayato.Higuchi
梅雨入りの週末となって6月半ば。雲の動きを随時確認しながら、20kmほどのショートルートを設定。少人数、短時間、距離も短めというプランで、梅雨の合間を見計らい、グラベルライドを行った。

群馬県在住の参加者のお二人を迎えたのは、群馬県みどり市小平の里にある鍾乳洞無料駐車場。お二人ともこの春に新しく3T EXPLOROを手に入れ、マイバイクでの参加だ。朝の光に照らされるフレームが輝いている。

朝8時にスタート。昼までには帰るショートライドのスタートだ朝8時にスタート。昼までには帰るショートライドのスタートだ photo:Hayato.Higuchi
コンディションも良く走りやすい路面で標高を上げるコンディションも良く走りやすい路面で標高を上げる photo:Hayato.Higuchi
挨拶の後は3km程、林道入口までの舗装の登りで標高を上げていきながらウォーミングアップ。お二人とも、この日まで2週連続のグラベルライドを週末に楽しまれていたという事で、軽快に登っていく。梅雨時ならではの蒸し暑さで、舗装が終わるころには汗だくにもなっていた。

水が流れて縦に溝が掘られている箇所がいくつかあるものの、鋭利な砂利や大きめの岩はなく走りやすい路面が続く。スタート地点の駐車場は標高262m。林道ピークの625mまではひたすら登りとはなるものの、林の中は気持ちが良く登りのキツさはほとんど感じる事が無かった。

壁に生す苔が雰囲気を醸し出す壁に生す苔が雰囲気を醸し出す photo:Hayato.Higuchi
時折り現れるテクニカルセクションも難なくクリア時折り現れるテクニカルセクションも難なくクリア photo:Hayato.Higuchi
参加者のお二人はともに650Bホイールの設定。いずれもグラベルタイヤの基本セミスリックパターンのタイヤで走る。取り回しがよく、コントロール性に優れた650BホイールのEXPLOROは時折現れる小難しいセクションもうまく回避していた。MTBもセットできる650Bホイールは、タイヤセッティングの幅も広がる楽しさがあって面白い。路面や走り方によってタイヤを選ぶのもおすすめの一つだ。

ピークを終え、下り区間に入る。ドロップハンドルの下ハンドル部分を握り安定した走りを見せる。エルゴノミックハンドルの3T SUPERERGOハンドルは短めのドロップ部分を持ち、下り坂での視界を確保しながら前輪を安定して抑える事ができる。MOST COMFORT(最も快適)を謳いながらもバイクコントロールしやすい万能ハンドルだ。

下り坂ではドロップ部分を握って安定して下る下り坂ではドロップ部分を握って安定して下る photo:Hayato.Higuchi
走る度に上達した感じがフォームに現れている走る度に上達した感じがフォームに現れている photo:Hayato.Higuchi
650Bホイールで軽快にグラベルを走る650Bホイールで軽快にグラベルを走る photo:Hayato.Higuchi
これまでもXPDTN JAPAN CLUB RIDEに参加されてきたリピーターの方は、見ていて走り方が非常に上達していた事に驚いた。毎回のライド中の撮影でライダーの乗車姿勢、走り方を見ながらの撮影を行っているが下りコーナーでの乗車姿勢が非常に安定しており、ライドの企画担当者としては嬉しく思った。

もちろん、今回は3Tで準備した試乗車ではなく、ご自分のバイクという事もプラス要因にはなっていると思うが、頻繁にグラベルライドを楽しんでいるという事が大きいだろう。今回のショートグラベルも「20kmでは物足りない」という頼もしい感想をいただいた。

いい塩梅の弱ウェットコンディションの路面いい塩梅の弱ウェットコンディションの路面 photo:Hayato.Higuchi
ウェットな空気が林道の美しさを際立てるウェットな空気が林道の美しさを際立てる photo:Hayato.Higuchi
EXPLOROを購入して週末のグラベルライドはもちろん、平日の自転車通勤でも乗っているという参加者の方はこの日も終始笑顔でグラベルライドを堪能。街中での快適な乗り心地とグラベルでの走破性を持つグラベルバイクは自転車通勤での利用も増加傾向。この方もロードバイクからグラベルバイクにシフトして、走る度に広がっていくフィールドに楽しさを見出されたようだ。

一つ目のピークから二つ目のピークを過ぎて舗装入口へのグラベルを下っていく。木々の中を軽快に下っていく背中から楽しさが感じ取られる。休日の朝からスタートして、帰宅はお昼の12時。走行時間は2時間に満たない短さながらも、自然の中で過ごすリラックスした時間だ。梅雨の合間のショートグラベルは名前の通り短いのがポイント。お昼には帰宅して休日の残りを家でゆっくりと過ごす事ができる。

静かな休日を過ごしたリラックスタイム静かな休日を過ごしたリラックスタイム photo:Hayato.Higuchi
休憩時も笑顔がショートグラベルのポイント休憩時も笑顔がショートグラベルのポイント photo:Hayato.Higuchi
途中の休憩時も笑顔で写真撮影。長いグラベルも面白いが、今回のようなショートグラベルは、それはそれで楽しい。集合場所の鍾乳洞駐車場に無事に戻り、着替えてから帰路についた途端にタイミングよく雨が降り始めた。

3T XPDTN JAPAN CLUB RIDE 群馬県での開催は次回2020年8月1日。
詳細情報は3Tジャパンのウェブサイト(http://www.3t-bike.jp)で7月に掲載予定だ。

過去の3Tクラブライドレポート一覧はこちら


3T XPDTN JAPAN CLUB RIDE GUNMA
走行距離:21km
獲得標高:589m
協力:サイクルハウス WISH

text&photo:HAYATO HIGUCHI



樋口準人(3Tマーケティング担当)樋口準人(3Tマーケティング担当) 筆者プロフィール:樋口準人(3Tマーケティング担当)

ロングライド、ヒルクライム、シクロクロスと四季を通じて自転車に乗りながら、最近は毎週林道に出かけ空撮を楽しむドローングラファー。3TのグラベルロードEXPLOROを知り尽くし、日本各地で開催している3T XPDTN JAPAN CLUB RIDEをアテンドしている。

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