短時間高強度の勝ち上がり方式で行われるMTB XCE(クロスカントリー・エリミネーター)の全日本選手権を制したのは17歳の高橋翔(TeensMAP)。17歳のXCOアジア王者が初の全日本エリートタイトルを手にした。



決勝戦を制し、全日本チャンピオンに輝いた高橋翔(TeensMAP) photo:JCF/Ryuta Iwasaki

JR千葉駅から徒歩10分という立地にある千葉公園で11月25日(土)-26日(日)に開催された「Urban MTB Festival in 千葉公園」。その中で毎年恒例となった「第36回全日本自転車競技選手権大会-マウンテンバイク XCE(クロスカントリー・エリミネーター)が開催された。

昨年大会ではXCC(クロスカントリー・ショートトラック)も同時開催されていたが、XCCは今年世界選手権やワールドカップなどと同様に夏開催のXCO(クロスカントリー・オリンピック)と同じタイミングに移動。そのため世界レベルでも都市型レースとして扱われているXCEがこのMTBフェスのメインイベントとして残ることとなった。

UCIレースである関西シクロクロスシリーズ琵琶湖グランプリと開催時期が重なったものの、昨年覇者の松本佑太(FUKAYA RACING)や山本幸平(TEAM Athlete Farm SPECIALIZED)などが集結。短時間レースを勝ち上がる文字通りのエリミネーション(除外される)が繰り返された末の決勝戦を制したのは高橋翔(TeensMAP)だった。

優勝:高橋翔(TeensMAP)、2位松本佑太(FUKAYA RACING)、3位森下尚仁(シマノドリンキングXC) photo:JCF/Ryuta Iwasaki

ジュニアからU23カテゴリーに上がった今年、アジア選手権で2連覇を果たした17歳の高橋が年上選手を相手に勝利。予選のタイムアタックではトップの松本から0.44秒遅れの3番手につけ、手応えを掴んだ上での勝利だったという。2位は松本、3位は森下尚仁(シマノドリンキングXC)。決勝に残った山本は4位だった。また、女子エリートでは浜下玲音(TEAM BG8)が、男子マスターズでは古郡今日史(minzuuBike)が勝利している。
MTB全日本選手権2023 XCE男子エリート結果
1位 高橋翔(TeensMAP)
2位 松本佑太(FUKAYA RACING)
3位 森下尚仁(シマノドリンキングXC)
4位 山本幸平(TEAM Athlete Farm SPECIALIZED)
text:So Isobe
photo:JCF/Ryuta Iwasaki

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