コストパフォーマンスに優れたパーツやアクセサリーを展開するTNIから、リーズナブルな価格の3Dプリントパッド採用サドルが登場。2万円以下のプライスと、3Dプリントパッドの快適性を両立した意欲作だ。



TNI 3D printing サドル (c)トライスポーツ

エンスーなサイクリストが好むマニアックなブランドを多数取り扱うトライスポーツが展開するオリジナルブランド、TNIより新たなサドルがリリースされた。今回登場したのは、近年多くのサドルメーカーがラインアップしはじめた3Dプリント製のパッドを採用した一作だ。

樹脂を格子状に出力することで製造される3Dプリントパッドは、格子の太さや密度を調整することで、無段階で弾性を変更できることが大きな特徴。従来のフォームサドルは、位置によって掛かる負荷の異なる部位にそれぞれ密度の異なるフォームを使用してきたが、3Dプリントパッドではより細かな調整ができ、座り心地を大幅に向上させることが可能となった。

サドル後部にはTNIのロゴが入る (c)トライスポーツ

一方で、最新技術を用いたプロダクトでもあるため、大手サドルブランドのラインアップの中でもハイエンドモデルに位置づけられる存在でもある。登場からしばらくたった現在では、ステンレスレール採用モデルも追加されるなどその間口を広げつつあるが、それでも4万円程度が一つのラインとなっている。

そんな3Dプリントパッドサドルを身近にすべく、TNIが新製品の"3D printing サドル"を発表した。注目が集まる価格はなんと、税込で19,800円。2万円の大台を切ったことで、これまで3Dプリントパッドサドルに興味はあったものの手が出なかったという方にも身近になったのではないだろうか。

ベースおよびレールはカーボンで一体成型されている (c)トライスポーツ

ベースおよびレールはカーボン製となっており、重量も165gと軽量に抑えられている。ただ3Dプリントパッドを用いただけでなく、一つのサドルとして高機能な一品に仕上げられている。カラーはブラックのみ。重量制限は90kgまで。



TNI 3D printing サドル
重量制限:90kg
ベース:カーボンファイバー
レール:カーボンファイバー
サイズ:155×250mm
重量:約165g
価格:19,800円(税込)


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