2019/02/17(日) - 12:19
エンデューロを核とするサイクリングイベント・新城ヴェロフェスタが2月10日、愛知県新城市の新城市総合公園で開かれた。60分と120分のエンデューロのほか、東海地方で開かれているロードレースのシリーズ戦・KINAN AACA CUPも併催され、東海地方を中心に約300人がレースを楽しんだ。
新城でヴェロフェスタ初開催
ヴェロフェスタは初心者でも参加しやすいサイクリングイベントとして、KINAN AACA CUPを運営するAACAが主催。これまでに愛知県長久手市でエンデューロイベント・ヴェロフェスタinモリコロパーク、三重県いなべ市でロングライドイベント・いなべヴェロフェスタが開かれたが、新城市での開催は今回が初めてだ。
大会の初開催を祝うように、天気は晴れ。厳しい寒さが予想されたが、風は比較的穏やかで日向ではそれほど寒くなく、まずまずのコンディションとなった。
公園内の遊歩道を使った1周およそ1.5kmのコースは、急勾配こそないものの短めの起伏が連続し、コーナーも多く、路面の一部が石畳になっているなど、なかなかテクニカルな印象。一部道幅も狭くなっており、うまく走るには集団内の位置取りも重要なポイントになりそうだ。
「マイペースで走る分にはそれほどつらくないと思うので、初心者でも十分楽しめるはず」
「でも、上位を目指すにはコーナーの立ち上がりで脚を使わないように集団の前々で展開しないといけないので、サバイバルレースになるかも?」
と大会ホストチーム・キナンサイクリングチームの選手たち。要は初心者から上級者まで楽しめる絶妙なコースだということだ。
大会は60分エンデューロで幕開け。男女それぞれのソロの部と2人の選手が同時に走って合計周回数を競うペアの部がある。12月のモリコロパークのヴェロフェスタのように仮装して参加する選手はさすがにいなかったが、スタート前もロードレースのような殺伐としたムードはなく、ほのぼのとした雰囲気だった。
大会ホストとしてキナンサイクリングチームの選手たちが先導する中、ローリングスタートでレースが始まった。レース開始後からキナンサイクリングチームの選手たちが積極的に牽引し、レース序盤で先頭集団はかなり絞られた。先頭集団からこぼれた選手たちの中でペースが合う選手たちが集団を形成して走る場面も見られた。
午後からはこの日の最終レース、120分エンデューロ。このレースに出場する選手はお昼前に来場する選手もちらほら。朝ゆっくりできるので、家の用事を済ませてから来ることもできそうだ。
このクラスは、男女のソロと男子ペア、男女ペアの各部に分かれてレースが繰り広げられた。午後からは薄曇りとなって風もやや強くなり、午前中よりもやや厳しいコンディションとなったが、上位を目指す選手たちはロードレースさながらの先頭交代を繰り広げながら周回を重ね、それ以外の選手もそれぞれの目標に向かって淡々とペダルを回していた。
KINAN AACA CUPも併催
60分エンデューロに続いて、併催されるKINAN AACA CUPの上級クラス1-2、キッズクラス、最上位クラス1-1のレースも行われた。キッズクラスはビンディングペダルのクラスとフラットペダルがあるのが面白い。
最後に行われた1-1クラスでは、キナンサイクリングチームの選手も参戦。最上位クラスらしい白熱したレースが繰り広げられた。
ブースやサブイベントも盛りだくさん
新城ヴェロフェスタでは、キナンサイクリングチームをサポートしたり東海地方に本拠を持つ自転車関連メーカーや飲食店のブースも並んだ。
圧倒的な回転性能で多くのトップアマチュア選手に愛用されるホイールブランド・ゴキソでは、クライマーハブ搭載ホイールを含め10ペアほどの超高額ホイールを無料で貸し出すサービスを実施。他にもヨネックスが最新エアロロード・エアロフライトやカーボネックスの試乗も行っていた。「思いがけず試乗できたし、待ち時間がほとんどなかったのでよかった」と試乗を楽しんだ参加者も満足そうだった。
飲食関係では、東海地方ではおなじみのブチョーコーヒーも出展。おなじみの自家焙煎コーヒーや温かいトマトソースのパスタ、ぜんざいなど、ドリンク、フード、スイーツとバランスのよいメニューを展開。お昼時を中心に多くのお客さんで賑わった。
サブイベントでは、キナンサイクリングチームの選手によるキッズスクールやMTBトライアルライダー・おかっぴさんが設置したスキルコースなど、キッズライダーが楽しめる催しも。とくにおかっぴさんのスキルコースはレンタルバイクやヘルメットも用意され、公園にフラッと遊びに来た家族連れが飛び入り参加することもできるように配慮されていた。
おかっぴさんはトライアルのデモンストレーションも開催。高さ1m以上ある台に飛び乗ったり、ギャラリーを地面に寝かせてその上をジャンプしたりするなど、華麗な技を次々に披露した。
text&photo:Masanori.Asano
新城でヴェロフェスタ初開催
ヴェロフェスタは初心者でも参加しやすいサイクリングイベントとして、KINAN AACA CUPを運営するAACAが主催。これまでに愛知県長久手市でエンデューロイベント・ヴェロフェスタinモリコロパーク、三重県いなべ市でロングライドイベント・いなべヴェロフェスタが開かれたが、新城市での開催は今回が初めてだ。
大会の初開催を祝うように、天気は晴れ。厳しい寒さが予想されたが、風は比較的穏やかで日向ではそれほど寒くなく、まずまずのコンディションとなった。
公園内の遊歩道を使った1周およそ1.5kmのコースは、急勾配こそないものの短めの起伏が連続し、コーナーも多く、路面の一部が石畳になっているなど、なかなかテクニカルな印象。一部道幅も狭くなっており、うまく走るには集団内の位置取りも重要なポイントになりそうだ。
「マイペースで走る分にはそれほどつらくないと思うので、初心者でも十分楽しめるはず」
「でも、上位を目指すにはコーナーの立ち上がりで脚を使わないように集団の前々で展開しないといけないので、サバイバルレースになるかも?」
と大会ホストチーム・キナンサイクリングチームの選手たち。要は初心者から上級者まで楽しめる絶妙なコースだということだ。
大会は60分エンデューロで幕開け。男女それぞれのソロの部と2人の選手が同時に走って合計周回数を競うペアの部がある。12月のモリコロパークのヴェロフェスタのように仮装して参加する選手はさすがにいなかったが、スタート前もロードレースのような殺伐としたムードはなく、ほのぼのとした雰囲気だった。
大会ホストとしてキナンサイクリングチームの選手たちが先導する中、ローリングスタートでレースが始まった。レース開始後からキナンサイクリングチームの選手たちが積極的に牽引し、レース序盤で先頭集団はかなり絞られた。先頭集団からこぼれた選手たちの中でペースが合う選手たちが集団を形成して走る場面も見られた。
午後からはこの日の最終レース、120分エンデューロ。このレースに出場する選手はお昼前に来場する選手もちらほら。朝ゆっくりできるので、家の用事を済ませてから来ることもできそうだ。
このクラスは、男女のソロと男子ペア、男女ペアの各部に分かれてレースが繰り広げられた。午後からは薄曇りとなって風もやや強くなり、午前中よりもやや厳しいコンディションとなったが、上位を目指す選手たちはロードレースさながらの先頭交代を繰り広げながら周回を重ね、それ以外の選手もそれぞれの目標に向かって淡々とペダルを回していた。
KINAN AACA CUPも併催
60分エンデューロに続いて、併催されるKINAN AACA CUPの上級クラス1-2、キッズクラス、最上位クラス1-1のレースも行われた。キッズクラスはビンディングペダルのクラスとフラットペダルがあるのが面白い。
最後に行われた1-1クラスでは、キナンサイクリングチームの選手も参戦。最上位クラスらしい白熱したレースが繰り広げられた。
ブースやサブイベントも盛りだくさん
新城ヴェロフェスタでは、キナンサイクリングチームをサポートしたり東海地方に本拠を持つ自転車関連メーカーや飲食店のブースも並んだ。
圧倒的な回転性能で多くのトップアマチュア選手に愛用されるホイールブランド・ゴキソでは、クライマーハブ搭載ホイールを含め10ペアほどの超高額ホイールを無料で貸し出すサービスを実施。他にもヨネックスが最新エアロロード・エアロフライトやカーボネックスの試乗も行っていた。「思いがけず試乗できたし、待ち時間がほとんどなかったのでよかった」と試乗を楽しんだ参加者も満足そうだった。
飲食関係では、東海地方ではおなじみのブチョーコーヒーも出展。おなじみの自家焙煎コーヒーや温かいトマトソースのパスタ、ぜんざいなど、ドリンク、フード、スイーツとバランスのよいメニューを展開。お昼時を中心に多くのお客さんで賑わった。
サブイベントでは、キナンサイクリングチームの選手によるキッズスクールやMTBトライアルライダー・おかっぴさんが設置したスキルコースなど、キッズライダーが楽しめる催しも。とくにおかっぴさんのスキルコースはレンタルバイクやヘルメットも用意され、公園にフラッと遊びに来た家族連れが飛び入り参加することもできるように配慮されていた。
おかっぴさんはトライアルのデモンストレーションも開催。高さ1m以上ある台に飛び乗ったり、ギャラリーを地面に寝かせてその上をジャンプしたりするなど、華麗な技を次々に披露した。
text&photo:Masanori.Asano
リンク