総合ヘルメットブランドとして様々なスポーツをカバーするアメリカのベルより、リーズナブルな価格のMTB用フルフェイスヘルメットが登場。約2万円で手に入るSANCTION2はフルフェイスデビューにピッタリな一着だ。



ベル SANCTION2 DLX (c)インターテック

数あるヘルメットブランドの中でも、安全性を重視した優れた保護性能に定評のあるアメリカンブランドのベル。先んじて自転車用ヘルメットにMIPSを採用するなど、安全への取り組みを常に追い求め、サイクリストから篤い信頼を受けている存在だ。

初めてバイクパークやBMXパークライドに挑戦するライダーにとって、フルフェイスヘルメットの安心感は大きいもの。一方、手に取りやすいモデルでも3万円台ということが多く、価格面で導入を躊躇っていた人もいるだろう。

そんなライダーに向けてベルが用意したのがSANCTION2。税抜であれば2万円を切る価格で、フルフェイスヘルメットをこれまで以上に身近な存在とし、より高いレベルのプロテクションを誰もが利用できるようにした。MIPS装備の有無で2つのグレードが展開されるが、どちらもASTMのDHおよびBMX認証を受けており、確かな保護性能を確保している。

現代的なデザインへ一新された (c)インターテック
大きな排気口が後頭部に設けられている (c)インターテック



とはいえ、単なる低価格モデルではなく、フラッグシップモデルとなる"FULL10"のDNAを色濃く受け継いだ最新モデルとして開発され、優れたフィット感と通気性、そして安全性を持つベルらしい一着に仕上げられている。

デザインも一新され、FULL10を彷彿とさせるシャープなデザインに。がっしりとしたチンバーやエッジーな印象のフロントベントなど、最新世代のヘルメットらしい雰囲気を纏っている。軽量に仕上げられているのも特徴で、MIPSモデルで1,080g、MIPSレスモデルで1,040g(どちらもMサイズ)とされた。

フルフェイスヘルメットながら、14個のエアベンチレーションホールとベンチレーテッドDH Airパッドを備え、高い通気性を確保。夏場の暑い時期でも集中力を欠くことなくライドに臨めるはずだ。

ベースモデルとなるSANCTION2 (c)インターテック

SANCTION2には2つのグレードが用意されている。上位モデルのSANCTION2 DLXには、回転衝撃テクノロジーのMIPSが装備されるほか、フィドロックのマグネット式バックルを使用。また抗菌作用を持つIONIC+パッドの採用により、イヤな臭いの発生を抑止。

カラーはマットタングレー、マットダークグレー/タン、マットブラック。サイズはXS/S(51–55cm)、M(55–57cm)、L(57–59cm)を用意。XS/Sはマットブラックのみの展開となる。価格は32,780円(税込)。

ベースモデルとなるSANCTION2は、MIPSやマグネットバックルといった装備を省き、コストを抑えることで手の届きやすい価格を追求。パッドもIONIC+仕様ではないが、取り外して洗濯可能なので、清潔に保つことは容易いだろう。

カラーはマットダークグリーン、マットダークグレー、マットブラック。サイズはXS/S(51–55cm)、M(55–57cm)、L(57–59cm)の3種類。なおLはマットブラックのみの展開となる。価格は21,780円(税込)。



ベル SANCTION2 DLX
カラー:マットタングレー、マットダークグレー/タン、マットブラック
サイズ:XS/S(51–55cm)※マットブラックのみ、M(55–57cm)、L(57–59cm)
重量:M:1080g
安全規格:CE EN1078 ・ASTM F1952 DH・ASTM F2032 BMX
価格:32,780円(税込)

ベル SANCTION2
カラー:マットダークグリーン、マットダークグレー、マットブラック
サイズ:XS/S(51–55cm)、M(55–57cm)、L(57–59cm)※マットブラックのみ
重量:M:1040g
安全規格:CE EN1078 ・ASTM F1952 DH・ASTM F2032 BMX
価格:21,780円(税込)
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