コストパフォーマンスに優れたGPSサイクルコンピューターを展開するiGPSPORTより、車両接近を検知し知らせてくれるリアレーダーライト"SR30"が登場。150mの距離から車両を探知するレーダーと最大65ルーメンのリアライトを組み合わせたセーフティデバイスだ。



iGPSPORT SR30 (c)日直商会

スポーツ好きの若手ITエンジニアが2012年に立ち上げたiGPSPORT。GPSが搭載されたサイクルコンピューターを中心に心拍、速度、ケイデンスセンサーといったサイクルガジェットを手掛け、その性能と価格の優れたバランスであっという間に世界中のサイクリストの心を掴んだ。

そんな同社が次なる一手として用意したのは、後方からの車両接近をミリ波レーダーによって検知するリアレーダーライト"SR30"だ。近年、各ブランドがラインアップに加えるセーフティデバイスを、iGPSPORTもリリースした。

車両接近速度に応じて色別で警告する (c)日直商会
40度の検知角がブラインドコーナーから現れた車両にもいち早く対応 (c)日直商会



速度に劣る自転車で公道を走る以上、自動車などに追い越されるのは避けられない。安全に走るためには前方だけでなく、後ろから接近してくる車両にも気を配る必要があるが、リアレーダーはその負担を軽減してくれる。

高性能ミリ波レーダーによって、最大150mの検知距離と40度の検知角を持つSR30は、見晴らしの良い道路はもちろんのこと、カーブが連続するような山中のワインディングにおいても、後方のブラインドコーナーから現れた車両を検出し、いち早く警告してくれる。

SR30は最大65ルーメンの明るさで1.6km先からも視認可能 (c)日直商会

接近車両の速度に応じて、警告表示の色がオレンジや赤へと変化することも特徴。自転車が追い越されるタイミングを把握しやすく、抜かれる準備を整えやすい。レーダー対応のサイクルコンピューターとして、iGPSPORTが用意するのはiGS630とBSC300となっている。

リアレーダーとしてだけでなく、リアライトとしての機能も充実しており、最大65ルーメンの明るさと、様々な点灯と点滅モードを搭載。自転車の減速を感知して、ハイライト点灯するブレーキランプ機能も用意されており、後方接近車両に注意を喚起することも可能となっている。

iGPSPORT SR30 (c)日直商会

ランタイムは点灯モードにもよるが、およそ20時間ほど。シングルレーダーモードであれば25時間の連続稼働を実現し、長距離ライドでも電池切れの心配も少ない。充電端子はUSB-Cを採用し、IPX7の防水等級を取得している。

重量も68.8gと軽量で、通常のリアライトとほぼ変わらない使用感となるだろう。マウント方式はガーミンマウントとなり、様々なシートポストに対応するアダプターも同梱される。価格は16,830円(税込)。



iGPSPORT SR30レーダーリアライト
レーダー検出角度:水平-20~+20/垂直-10~+10
レーダー探知距離:150m
レーダー探知相対速度:10~120km/h
明るさ:最大65ルーメン
最大視認可能距離:1.6km
視認角度:220度
モード:
 常時点灯(強/弱)/パルスモード/夜間フラッシュ/日中フラッシュ/レーダーのみ(ライト消灯)
その他製品機能
 ブレーキ感知機能、後方車両への点滅警告、自動起動&スリープ機能、省バッテリーモード
本体重量:68.8g
本体サイズ:99×39.7×20.3mm
取り付け対応シートポスト:丸型/D型/エアロ型
使用可能温度範囲:-10~50℃
防水等級:IPX7
バッテリーライフ:最大20時間(点灯モード)
ワイヤレス通信:ANT+/BLE5.0
インターフェース:Type-C USB
付属品:ユーザーマニュアル、取り付けベース、落下防止ストラップ、ゴムパッド×2、ゴムリング×3

価格:16,830円(税込)
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