荒川の秋ヶ瀬公園トリム広場で東京サンエスのJFFシリーズ試乗会が開催中だ。チタン、アルミ、クロモリという異なる素材を用い、東京サンエスならではの理論で仕立てたオールロードやグラベル、シクロクロスが勢揃い。土日には豪華なゲスト陣のトークショーやスクール、プチライドイベントも開催予定だ。



秋ヶ瀬公園トリム広場でワンバイエスのJFFシリーズ体験試乗会が開催中だ

ずらりと試乗車が勢ぞろい
本日最初のお客さんが受付中



荒川を跨ぐ羽根倉橋のたもとに、ショールームとカフェを併設したサイクリスト向けのコミュニティスペース、"KURU"をオープンさせた東京サンエス。リッチーやソーマといった海外ブランドの輸入代理店でありながら、アイデアに満ちたオリジナル製品を送り出すメーカーとしての顔の方が馴染み深いという読者も多いだろう。

そんな東京サンエスが展開するオリジナルバイクが"JFF"シリーズだ。Japanese Fit Frameのイニシャルから名付けられたJFFが掲げるコンセプトは、「日本人にフィットするバイクづくり」というもの。2014年にデビューしたスチールロードのJFF#501以来、アルミやスチール、チタンといった金属素材を用い、長年の自転車経験に基づく設計が施されたこだわり溢れるバイクがラインアップされている。

今年デビューした4つの新モデルが主役となる

多くのサイクリストに愛されるJFFシリーズは今年、怒涛の新作ラッシュを迎えている。チタンオールロードの2世代目となるJFF Ti V2、21年の全日本U23CX王者である鈴木来人の駆るアルミCXレーサーのJFF #807Z、シリーズ初となるアルミ製ツアラーとなるJFF #901、そしてクロモリオールロードのJFF #703Dと一気に4つのニューモデルを発表した。

今週末の試乗会はその4モデルの乗り味をしっかりと体験できるようにと開催されたもの。しっかりサイズが揃えられていることはもちろん、各モデルの特徴を引き出すセットアップがそれぞれに施され、それぞれのバイクが持つコンセプトやポテンシャルを余すところなく体験できる機会となっている。

第2世代へ進化したチタンモデル ワンバイエス JFF Ti V2

リアステーの形状は必見。これは現地で見て、触って、乗って体感してみてほしい。
3A 2.5V チタンを使用するJFF Ti V2



異なる寸法のフォークに対応し、オンロード仕様にも、オールロード仕様にも組み替えられる
アセンブルによって同じフレームとは思えない仕上がりを見せるJFF Ti V2



シリーズ最新のCXレーサー ワンバイエス JFF #807Z

ブリッジを廃し、泥はけ性能を高めている。
トラクションを生み出すリアバックの造形



会場となるのは、バイクロアなどでもおなじみの秋ヶ瀬公園内のトリム広場。荒川サイクリングロード沿いとあって、週末のライドがてら訪れるのも楽しいだろう。試乗コースとして用意されるのは秋ヶ瀬公園内の車道およびトリム広場の芝生上。オールロードやシクロクロスバイクの性能を、オンロード/オフロード共に実際の走行シーンに近い環境で思う存分試すことが出来た。

ちなみに4つの新作全てに試乗させていただいたところ、個人的に最も好印象だったのはJFF Ti V2のオールロード仕様。高いスタビリティのもたらす安心感と、ペダリングにしっくりと来るリズム感、そしてイメージ通りに操れるハンドリングが相まって、舗装路でも未舗装路でも存分に楽しめる一台だった。

ブランド初のアルミツアラー ワンバイエス JFF #901

非常に複雑な曲線を描くシートステー
ツアラーらしく、多くのストレージマウントが用意される



11月末に発売予定のクロモリオールロード ワンバイエス JFF #703D

新たにリッチーのエンドを採用したことが大きなポイント
アルミやチタンモデルと比べると、チュービングはシンプルだがバテッドの位置や厚さなどは綿密に計算されている。



ワンバイエスのステム一体型ハンドル、グランベースが装着されている。気になっている方も多いのでは?

とはいえ、正直なところ甲乙つけがたく、スチールのバネ感に少しエッジを加えた703Dも楽しいし、外乱に惑わされないキャパシティを持つ901でどこまでも走ってみたいし、CXレーサーなら切れ味鋭い807Zは心強い味方になりそうだ。

そして、4台全てに共通するのが乗り心地の良さ。特にリアトライアングルのしなやかさが印象的で、舗装路の減速ハンプを越える際の衝撃が明らかに少ない。身体への負担軽減はもちろん、凸凹にひっかかるような失速感の少なさは純粋に速さにもつながるはず。ただ、個人の感想なので真相はぜひ秋ヶ瀬公園に訪れて確かめてみてほしい(笑)。

設計者の上司氏自身がバイクについて説明してくれる

本格的なスポーツバイクが初めてという方に、安心して乗れるツアラーをオススメ中
新作に興味津々の来場者



ディスクブレーキ全盛だからこそ、その乗り味に新鮮さを感じるというカンチブレーキCXも

会場にはJFFの設計を手掛ける上司氏をはじめ、東京サンエスのスタッフが勢揃い。バイクに実際に跨り、その乗り味を体感することはもちろん、それぞれのバイクの特徴や設計思想について、開発者から深い話を聞ける貴重な機会でもある。

特に今回のニューモデルではパーツチョイス次第で性格を変えて楽しめるようなモデルも多く、自分のライドスタイルを伝えればオススメのバイクからセットアップまで、的確なアドバイスが受けられた。

更に鈴木来人や、欧州ロードで戦う鳴海颯と豪華なゲストライダーも来場しており、共に走ることも出来るミニライドイベントも開催された。トップレベルのライダー達の走りを間近に見たり、アドバイスをもらえたりと貴重な交流の機会でもある。

オンロードとオフロードをゲストと共に走るオン/オフミニライドも開催

トリム広場の芝生エリアをゲストと共に走り抜ける
ちょっとしたスラロームセクションも用意されている



金曜にゲストライダーとして駆けつけてくれた鈴木来人(左)と鳴海颯(右)。お二人は土日とも参加するとのこと。

土曜日には、この2人に加え、シクロクロス全日本9連覇という偉業を達成したレジェンド、辻浦圭一をはじめ、欧州CXレースへの道筋を拓いた池本真也が来場し、午前中はKURUにてシクロクロスレースにまつわるトークショーを、午後にはシクロクロスレッスンを開催予定(※シクロクロスレッスンは事前申込が必要)。

日曜日にはEFエデュケーション・NIPPOデベロップメントに所属する門田祐輔や、昨シーズンのCX世界選日本代表の大蔵こころ、ツール・ド・ラヴニールやアジア選MTBに出場した石田唯もゲストとして来場し、ミニライドへと参加してくれる。

生憎、今日(金曜)は昼前から雨模様となったものの、本命の土日は天気も持ち直しそう。土曜午前はKURUにてトークショーが開催されるため、体験試乗会は13:30~16:00まで。日曜日は朝9:30~16:00までとなっている。両日とも試乗会受付は15:30までとなっているので、そこはお間違えなきよう!

「OnebyESU 体験試乗会 & シクロクロス(CX)トークイベント&レッスン」
日付:2023年11月11日(土)、12日(日)
試乗会場:さいたま市 秋ヶ瀬公園(https://maps.app.goo.gl/zqMVW6H13j1VHwHR8
トークイベント会場:志木市 サンエスベース羽根倉通り KURU(https://maps.app.goo.gl/XrW8LXGzuqJhRP1Y8
主催:東京サンエス株式会社
共催:公益財団法人 埼玉県公園緑地協会

<OnebyESU 体験試乗会>
11月11日(土) 13:30~16:00(受付終了15:30)
ゲストライダー:辻浦圭一・池本真也・鈴木来人・鳴海颯
シクロクロスレッスン;11月11日(土)13:30-15:30

11月12日(日) 9:30~16:00(受付終了15:30)
ゲストライダー:鈴木来人・大蔵こころ・門田祐輔・鳴海颯・石田唯
オン/オフ ミニサイクリング:1回目(11:00-11:30)・2回目(14:00-14:30)

text&photo:Naoki Yasuoka

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