中根英登が愛知県田原市でジュニア・ユース世代の選手を対象とした自転車ロードレース講習会「第2回中根英登サイクリングアカデミー」を11月19日(日)に開催した。レースを安全に走るための実践的なアドバイスを受けられる機会となった。以下、プレスリリースより紹介しよう。



中根英登が愛知県田原市で「第2回中根英登サイクリングアカデミー」を開催

中根英登が愛知県田原市で「第2回中根英登サイクリングアカデミー」を開催 photo:Damonde

11月19日(日)に、愛知県田原市にてジュニア・ユース世代の選手を対象とした自転車ロードレース講習会「第2回中根英登サイクリングアカデミー」を開催し、愛三工業レーシングチーム上級アドバイザーである中根英登が講師を務め、ゲストライダーとして同チーム所属の岡本隼がライドサポートを担当した。

第1回のアカデミーよりも実技講習に比重を置いて実施。田原市の白谷海浜公園駐車場ではボトル補給や並走状態の集団でスラローム走行、片手でのバイクコントロールなどの基礎技術トレーニングを実施。平坦区間や登坂区間ではレースで起こり得る場面を常にイメージしながらのトレーニング方法やそれを生かしたレースの走り方の講習を実施した。

ゲストライダーとして同チーム所属の岡本隼がライドサポート photo:Damonde


■中根英登コメント

「東三河地域※では、豊かな自然を活かし、市町村、観光関係団体と一体となってオールシーズン、オールエリアでスポーツが楽しめる地域として「東三河スポーツツーリズム」を推進しています。また新城市では2026年アジア競技大会自転車ロードレースの最有力候補地ということもありその取組の一環として、サイクリングの練習環境に恵まれた東三河地域の魅力をPRするために全2回に渡ってアカデミーを開催する運びとなりました。

第1回目のアカデミーを開催した新城市から舞台を移し、冬場でも雪の影響が少なくトレーニング環境の良い田原市で開催致しました。

集団の走り方を教える中根英登 photo:Damonde

第1回のアカデミーよりも実技講習に比重を置いて実施 photo:Damonde

レースを走る上で必ず必要になってくるのが前後左右に選手がいる中での集団走行です。集団走行中に補給所でボトルを受け取る、水分や補給食を摂る、上着を脱ぎ着するなど、周りに選手がいるというプレッシャーを感じる中で片手でのバイクコントロールが必須になってきます。平坦区間や登坂区間の練習においても練習の為の練習ではなくて常にレースで起こり得る場面を想定しながら、時には擬似的にその場面を作り出して楽しさの中でも真剣に取り組むようにし、安全に且つより良い結果を目指す為の内容としました。

第1回目のアカデミーに引き続き東三河県庁に公園の使用などについて調整して頂けた事で、普段中々出来ないトレーニングを中心に実施することが出来ました。

また先日のジャパンカップでWTチーム相手に奮闘した岡本選手は、バイクコントロール技術も非常に高いレベルである為に参加選手らにとって非常に良いお手本となり、選手からスタッフに転身した渡邉歩も参加選手らへ適宜アドバイスをしてくれた事で、手厚いサポート体制でロードレースを学ぶ環境が整えられました。

参加された選手と保護者の方々には、今回吸収した事を今後のトレーニングやレース活動で活用していただければと思います。」
※ 東三河地域:豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、設楽町、東栄町及び豊根村の8市町村

■東三河県庁(愛知県東三河総局)担当者コメント

「今年度、東三河県庁初の試みとして、「中根英登サイクリングアカデミー」を2回開催させていただきました。地元愛知県在住で、世界の第一線で活躍された中根英登さんに講師をお願いし、レースで勝つためのトレーニング方法など、実践的なメニューで非常に充実した講習会を実施することができました。また、同じく地元の愛三工業レーシングチームさんからもサポートをいただくことができました。

今回のサイクリングアカデミーを通じて、参加者の方には、自然に恵まれた東三河地域がロードバイクのトレーニングに適した地域ということを感じていただけたかと思います。今後も、こうした事業を通じてサイクリングが楽しめる地域として東三河地域をPRしていきたいと思います。」

text:三井至
photo:Damonde