自転車用ライトのリーディングカンパニー、キャットアイ。ブランドを代表するVOLTシリーズと並び、高い支持を集めるAMPPシリーズに900ルーメンモデルが新たに登場した。従来の800ルーメンよりも明るく、USB Type-C充電に対応するなど、扱いやすさが増したフロントライトを紹介しよう。



キャットアイ AMPP900

自転車用ライトの定番ブランドとして国内で絶大な人気を誇るキャットアイ。独自のレンズテクノロジーを駆使することで実現した自然な配光で、暗闇でも満遍なく空間を照らし出してくれるライトでお馴染みの存在だ。

そんなキャットアイが用意するフロントライトの定番はVOLTシリーズといっても過言ではなく、非常に多くのサイクリストの安全を担ってきた。キャットアイは2020年にVOLTと肩を並べるフロントライトシリーズとしてAMPPをリリースし、これまで以上のユーザーがキャットアイのライトを選びやすいラインアップを構築した。

AMPPシリーズの特徴はバッテリーがビルトインとされていること。VOLTシリーズはバッテリー交換可能な別体式など性能を追求した作りが採用されており、価格もフラッグシップらしい設定。対して、シンプルな作りとすることでAMPPは比較的抑えられていることも魅力の一つだ。

オプティキューブテクノロジーによって自然な配光を実現する

側方にも光が届くように窓が設けられている

そんなAMPPに最大光量900ルーメンの新型"AMPP900"が追加された。既に用意されているAMPP800と同様のボディを持ったアップデートモデルで、光量の進化と同時に搭載されるバッテリーの変更がAMPP800よりも使いやすいライトを実現している。

特にバッテリーの容量が3000mAhとなったことは大きな変化で、光量が900ルーメンへと上がっているがランタイムも伸長していることが特徴だ。点灯(ハイ)がランタイム約2時間で、AMPP800のハイが約1.5時間ということを考えると大きく進化していると言えるだろう。

また、AMPP900の点灯(ミドル、400ルーメン)が約3時間、点灯(ロー、200ルーメン)が約5時間、デイタイムハイパーコンスタントが約4時間、点滅が約35時間へと伸びており、日常遣いで扱いやすい稼働時間となっている。充電時間は約4時間(1A)〜約8時間(0.5A)。今作から充電ケーブルがUSB Type-Cへと変更されており、同様のケーブルを使用する電子デバイスが増加する現状で、AMPP900も扱いやすいライトとなった。

電源ボタンにはバッテリーインジケーターも兼ねている

USB Type-Cによって扱いやすさが増している

もちろんキャットアイのフロントライトらしい機能は搭載しており、オプティキューブテクノロジーによる配光、バッテリーインジケーター、モードメモリー機能、ダブルクリックでハイモードにジャンプする機能などは搭載されている。自転車へのマウントはもちろんフレックスタイトブラケットだ。

価格は8,800円(税込)でAMPP800よりも330円しか変わりないため、コストパフォーマンスにも優れていることも特徴だ。また、リアライトのViZ300(4,620円)とセットになったパッケージも用意されており、そちらの価格は11,000円(税込)。

最大光量900ルーメンで照射すると進行方向の状況が把握しやすい

側方からでも視認できるようなクリア窓が備えられている
中心が最も明るいが、周辺までしっかりと光が届いている





キャットアイ AMPP900
サイズ:102×32×33mm
重量:142g
光源:LED 1個
使用電池:リチウムイオン電池 3.7V 3000mAh
使用時間:
点灯(ハイ):約2時間(900ルーメン)
点灯(ミドル):約3時間(400ルーメン)
点灯(ロー):約5時間(200ルーメン)
デイタイムハイパーコンスタント:約4時間(900/200ルーメン)
点滅:約35時間(200ルーメン)
充電時間:約4時間(1A)~8時間(0.5A)
防水性能:IPX4
価格:8,800円(税込)

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