ハイパフォーマンス・カーボンパーツブランドのエンヴィが、一部のビルダーのみに提供していたオールロード向けハンドルバー"SES AR One-Piece Handlebar"を一般販売する。CDF解析や風洞実験を経て生み出された形状によるエアロダイナミクス、ドロップ部のフレアによるコントロール性に優れる一本を紹介しよう。



エンヴィ SES AR One-Piece Handlebar (c)ダイアテック

アメリカのユタ州に構える拠点でカーボンパーツの開発から生産を行うハイパフォーマンスブランドのエンヴィ。エアロダイナミクスとカーボンマテリアルの研究開発に長けており、現在はタデイ・ポガチャルを擁するUAEチームエミレーツとパートナーシップを組み、世界最高峰のレースに臨んでいるブランドだ。

またエンヴィはハンドメイドバイクのビルダーやカルチャーとも距離は近く、エンヴィのパーツでバイクを組み上げる例は少なくない。さらに今回紹介するSES AR One-Piece Handlebarは一部のビルダーを通してのみアッセンブル可能な特別なハンドルとして用意するほど。そんなSES AR One-Piece Handlebarが満を持して一般ユーザーも手に入れられるようになる。

ブラケット部分はストレートで、ドロップ部はフレアしている (c)ダイアテック

リーチは79mm、ドロップが127mmに設定されている (c)ダイアテック

このハンドルバーはモデル名に特徴が詰め込まれており、SES(スマート・エンヴィ・システム)とはエンヴィが誇る空力テクノロジーを指しており、ARはオールロード、One-Piece Handlebarはステム一体型を表している。

そのためハンドルのデザインはCFDによる解析と風洞実験を経て生み出されており、ハンドルトップとステムが扁平な断面かつエアロなバーエンドプラグが採用される設計が採用された。もちろんケーブルはフル内装式だ。エンヴィのフレームや、エンヴィが開発したIn-Routeシステムを採用したフレームのみ互換性が確認されている。その他のフレームについては確認中。

エンヴィ SES AR One-Piece Handlebar (c)ダイアテック

AR=All Roadが示すところは、高い振動吸収性とハンドルドロップ部が大胆にフレアする設計によるコントロール性だ。フレア角は18°に設定されていて、上下で5cmの差があるため、ドロップ部を握った時に高い安定性を感じられるハンドルに仕上げられている。またリーチは76mm、ドロップは127mmという設定も握りやすさに貢献している。

このハンドルはベースバー、左右のドロップ、ステムブランクの4点から構成されており、エンヴィの工場内で接着するプロセスで製造されているため、ラインアップされるサイズは非常に多く、ステム長90mm〜130mmまでの5mm刻みで、それぞれにハンドル幅(ブラケット部)380mm〜460mmまで20mm刻みで展開されている。重量が330g〜360gと軽量であることも魅力だ。

K-EDGE製のコンピューターマウントが付属する (c)ダイアテック

SES AR One-Piece HandlebarにはK-EDGE製の専用コンピューターマウント(ガーミン、ワフー対応インサート付き)が付属し、価格は174,900円(税込)。なおこのハンドルは現在UAEチームエミレーツが使用している一体型とは異なるものの、ロードモデルも鋭意開発中とのことなのでエンヴィからの情報には引き続き注目したい。

エンヴィ SES AR One-Piece Handlebar (c)ダイアテック



エンヴィ SES AR One-Piece Handlebar
ステム長:90mm、95mm、100mm、105mm、110mm、115mm、120mm、125mm、130mm
ハンドル幅:380mm、400mm、420mm、440mm、460mm (ブラケットフード CT-CT)
実測重量:375.5g(ハンドル幅 420mm / ステム長100mm)
カタログ重量:330g~360g
価格:174,900円(税込)

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