ジロ・デ・イタリアに出場中で、総合4位につけていたジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)のCOVID-19陽性が発覚。マリアビアンカを着たままリタイアとなった。



マリアビアンカを保持していたジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)マリアビアンカを保持していたジョアン・アルメイダ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) photo:RCS Sport
「アルメイダは昨晩、喉の痛みで目を覚ましてしまい、新型コロナウイルスの検査をしたところ陽性になった。我々は厳格な予防規則を遵守し、チームが毎日使用する環境(車、バス、ホテルの部屋など)を消毒することに加えて、密接な接触を制限するために選手それぞれをシングルルームで宿泊させていた。しかしこれらを経ても100%の防御は無理だった」と、ジロに帯同しているUAEチームエミレーツのミケーレ・デグランデ医師はコメントしている。

このジロ・デ・イタリアで総合争いに加わり、第17ステージでは総合3位から4位に落とすも、未だマリアビアンカ(ヤングライダー賞首位)を保持していたアルメイダ。他選手やスタッフは全員検査で陰性だったものの、UAEは思わぬ形で総合エースを失うこととなってしまった。

「ジョアンとチームが素晴らしいレースをしていただけに完全に大きく動揺している」と言うのはチーム代表のマウロ・ジャネッティ氏。「我々の目標はヤングライダー賞と総合表彰台であり、それを叶えるために毎日戦ってきた。だがこれが(パンデミックが始まって以来)この2年間我々が過ごしてきた日常だ。今最も大切なことは、彼がなるべく早く回復することだ」と加えている。

text:So Isobe

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