本州よりも一足も二足も早い春の訪れを感じられるのが、1月18日に開催された美ら島オキナワCenturyRun2015。まずは、試乗にグルメに抽選会にと大賑わいの前日イベント、そして沖縄の様子を紹介します。



東京では最低気温が5度を下回る日が続き、雪もちらつき始める1月。サイクリストにとっては忍耐の時期である。かくいう私もその例にもれず、毎朝の自転車通勤が億劫になりがちで、かろうじて続けているといったところ。昨年の初冬に取材に行ったシュガーライド久米島は良かったなあ、と遠い目をしていると南国への思いが通じたのか、編集長から美ら島オキナワセンチュリーライドの取材はどう?という打診。

那覇空港に降り立った!那覇空港に降り立った!
これは行くしかあるまいと、いちもにもなく飛びついた私。編集長のしてやったりという表情が少し気になるが、結果良ければすべて良しである。自転車を輪行袋に詰め込み、一路羽田空港へと向かった。

4時間も飛行機に揺られればそこは南国沖縄である。ムワッとした離島っぽい空気を期待して、機内から空港ターミナルへ入ると意外と涼しい。きっと冷房が利きすぎているのだろう、そうに違いない。しかし、自転車を受け取り、レンタカーショップへと向かうため空港の外に出ると、風が強くてより寒い。東京の服装のままだと少し汗ばむかな、というくらいの気温。

意外にサムイんですよ意外にサムイんですよ 何はともあれ沖縄そばです何はともあれ沖縄そばです


いそいそと準備にいそしむ2人。ヒドくない?いそいそと準備にいそしむ2人。ヒドくない? 「じゃ、会場で!」「じゃ、会場で!」


南国の天気に期待しすぎていただけに、少し出鼻をくじかれた気分だが、寒風吹きすさぶ本州より断然過ごしやすいのは事実。途中、沖縄のスポーツサイクリングを語る上では欠かせない、沖縄輪業さんに立ち寄ってから、大会会場となる恩納村へと向かう。しかし沖縄輪業から出てくると、そこには予想外の光景が広がっていた。

「フジワラくん、なんでレーパン?」「いや、編集長が自走しようかって。」「あ、ヤスオカ、運転お願い!」「あ、はい。ってええ?」那覇から恩納村までは大体50kmほど。確かに自走しても問題はないが、やはりそこは自分もサイクリストとして走りたい。しかも自分がいない間に話が進んでいることに少し釈然としない気持ちを抱えていると、ひときわ強い風が吹いた。「寒っ!」「いってらっしゃい!気をつけて!車は任せてください!」2人の心が変わらないうちに満面の笑顔で送りだしたのだった。

前日会場にも多くの参加者が集まった。前日会場にも多くの参加者が集まった。
メカニックブースには多くの人が並んでいたメカニックブースには多くの人が並んでいた 飲食ブースにも多くの人が集まった飲食ブースにも多くの人が集まった


どうせ2人は自転車だし、のんびり一般道を走って恩納村へと向かう。沖縄といえば、やんばる地方の海と森といったイメージが強かったが、那覇から沖縄市あたりはずっと市街地が途切れずここでも意外な沖縄の顔を見た気分。そんなこんなで1時間半ほどで多くの参加者でごった返している会場の恩納村コミュニティセンターへと到着。

会場ではステージイベントとしてメンテナンス講座や抽選会が行われ、大いに盛り上がっている。特に抽選会はANAの航空券(なんと10万円分!!)が当たるということで、目の色を変えた参加者が長蛇の列を作っている。しかしなかなか当たり券は出ず、あと数分で16時のタイムリミットを迎えてじゃんけん大会に持ち越されてしまうのか、と思ったその時、「ANA航空券」と書かれた当たりくじを引き当てた幸運な参加者が現れた!何とも劇的な展開である。そして同時に、潮が引いたかのように少なくなっていくじゃんけん大会のために集まっていた人たち。何ともわかりやすい。

多くの人が集まったパンク修理講座多くの人が集まったパンク修理講座 テレビクルーも取材に入っていました。テレビクルーも取材に入っていました。


造られたテルテル坊主は並べて飾られていた造られたテルテル坊主は並べて飾られていた ANA航空券が当たりました!やった!ANA航空券が当たりました!やった!


他にも、ピナレロやアンカー、キャノンデールといったブランドのバイクが試乗できたり、タコライスやハンバーガーなどの屋台が出ていたり、賑やかな雰囲気で盛り上がる受付会場。明日が最高の天気になるように、テルテル坊主をつくろう!というコーナーもあって、みんなが作ったテルテル坊主が会場を囲むように吊るされていた。これだけの思いが集まれば、きっと明日は風も弱まるはず。

そうそう、前日に試乗車として活躍したバイクは、事前予約制で大会当日はレンタルバイクとして乗れるのだという。これはなんとも嬉しい話。だって、試乗車は泣く子も黙るピナレロ DOGMA F8や、アンカーRMZ、キャノンデール SYNAPSE Hi-mod Discなど、錚々たるラインナップ。

ピナレロの試乗車を中心に展開していたカワシマサイクルサプライピナレロの試乗車を中心に展開していたカワシマサイクルサプライ アンカーもたくさんの試乗車を用意していたアンカーもたくさんの試乗車を用意していた


シナプスをたくさん試乗できたキャノンデールシナプスをたくさん試乗できたキャノンデール 大会側でもレンタサイクルもたくさん用意されている大会側でもレンタサイクルもたくさん用意されている


それをイベントで自分のバイクのように走らせられるということで、高い人気を集めていた。実際に借りている人にお話を聞いてみると、飛行機輪行も不安で手間だし、最新・最高のバイクに乗ることができることを考えるとリーズナブルだとか。なるほど、納得である。来年はぜひこれで行きましょう、編集長!

一通り取材を終えたあたりで、編集長とフジワラが会場に到着。日も傾いてきたことだし、ホテルにチェックイン。地元の料理を食べさせてくれる居酒屋で明日に向けて補給し、準備は万端。テルテル坊主を思い浮かべながら就寝したのであった。

text:Naoki.YASUOKA
photo:CW編集部

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