ツール・ド・おきなわ2022が、11月12日(土)・13日(日)の日程で開催される。3年ぶりに国際レースを含むロードレース部門15種目、サイクリング部門などが行われる予定だ。エントリー開始は8月26日(金)12時から。以下、プレスリリースより紹介しよう。



ツール・ド・おきなわが11月12、13日に開催

ツール・ド・おきなわが11月12、13日に開催ツール・ド・おきなわが11月12、13日に開催 (c)シクロワイアード
【ツール・ド・おきなわとは?】

「ツール・ド・おきなわ」は、毎年11月に沖縄県名護市を中心に沖縄本島北部地域(通称:やんばる)で2日間にわたり、1989年から開催されているサイクルイベントです。UCI(国際自転車競技連合)公認の男子チャンピオンレースをはじめ、市民レーサーが参加出来る市民レース、沖縄の風光明媚な景色を楽しめるサイクリングなどの「市民サイクルスポーツ大会」、こども達を主役にした一輪車や三輪車の関連イベントなど、自転車の祭典として、開催しています。

【ツール・ド・おきなわの目的】
●サイクルスポーツの普及・振興
●沖縄県における観光・文化の振興等の地域づくり
●健康・体力の増進に寄与すること
●国際交流・協力等の公益の増進に寄与すること

第34回「ツール・ド・おきなわ2022」大会概要
特別協力:開催日時:令和4年11月12日・13日
参加定員(総合計):3,730名(2019大会比35%削減)
主催:NPO法人ツール・ド・おきなわ協会・北部広域市町村圏事務組合
特別協力:沖縄タイムス社、琉球放送、NHK沖縄放送局、北部地区医師会
後援:自転車活用推進本部・内閣府・経済産業省・国土交通省・スポーツ庁・沖縄県・(公財)日本自転車競技連盟・(公財)日本サイクリング協会・(公財)JKA 他35団体

【感染症対策を実施した大会へ】
■新型コロナウイルス感染症対策


感染拡大の防止に最大限取り組んだ競技運営を行う感染拡大の防止に最大限取り組んだ競技運営を行う (c)シクロワイアード
本大会は、日本スポーツ協会「スポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」、沖縄県対処方針に基づいて実施し、感染拡大の防止に最大限取り組んだ競技運営を行います。安全な大会開催に向け、皆さまのご協力とご理解のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

1.大会参加要件

大会が求めるマスク着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの要請などの感染防止対策に従っていただけない場合は、参加をお断りいたします。

2.健康チェックシートの提出について

「健康チェックシート」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の目的で、氏名、住所、行動履歴、体調を記入する自己申告シート(厚生労働省及びスポーツ庁のガイドラインに沿ったもの)を参加資格検査に使用。

3.接触確認アプリの登録

「接触確認アプリ」(COCOA)やLINE公式アカウント「RICCA<リッカ>」を登録してご参加ください。

4.体温検査の導入と参加拒否について

大会会場への入場時に体温検査を導入します。来場時、発熱が確認された場合は、新型コロナウイルス感染の有無にかかわらず、会場への入場や大会への参加をお断りする場合があります。

5.個人情報の取り扱いについて

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、行政機関より健康チェックシートを含む個人情報の提出を求められた場合に限り、適切な方法で個人情報を要請のあった行政機関に提出することがあります。

6.接触機会低減の取組

参加者の接触機会を低減させるため、今大会では各種式典の簡素化もしくは廃止、各種出展・飲食ブースの削減・廃止を行います。

【南国沖縄で繰り広げる日本最高峰のロードレースイベント開催へ】
3年ぶりのロードレース部門開催


3年ぶりにロードレース部門を開催する3年ぶりにロードレース部門を開催する (c)シクロワイアード
第34回「ツール・ド・おきなわ2022」は、新型コロナウイルス感染症の影響により、「ツール・ド・おきなわ2019」を最後に開催を断念していたロードレース部門を本年開催いたします。

国内外からの招待チームが熾烈な戦いを繰り広げる「男子チャンピオンレース(UCI公認)」、国内外の女子ロードレース選手がやんばるで頂点を競う「女子国際ロードレース」の国際ロードレース大会の開催とホビーレーサーの甲子園と呼び声高い「市民レース210km」を頂点に各種距離設定に応じた市民サイクルスポーツ大会のロードレース部門を開催し、30年以上続くおきなわでのロードレース復活の年といたします。

※新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言またはそれに準じる状況、沖縄県または開催地域における医療機関の体制状況、大会開催が難しいと大会実行委員会で判断した場合、開催を中止とする場合がございます。

【おきなわから全国へ自転車競技の魅力を発信】
三菱地所JCLプロロードレースツアー同時開催


三菱地所JCLプロロードレースツアーのポイント付与対象レースとして開催三菱地所JCLプロロードレースツアーのポイント付与対象レースとして開催 (c)JCL
第34回「ツール・ド・おきなわ2022」の男子チャンピオンレース(UCI公認)は、一般社団法人ジャパンサイクルリーグ(以下「JCL」という。)が主催する、三菱地所JCLプロロードレースツアーのポイント付与対象レースとして開催いたします。

JCLは、UCI国際自転車競技連合に加盟している日本籍コンチネンタルチームおよび地域密着型ロードレースチームで構成されている日本プロロードレースリーグであり、ツール・ド・おきなわと同時併催することでお互いの相乗効果を発揮し、自転車競技の魅力を全国に発信いたします。

【世界に誇るやんばるの自然をサイクリング】
自然を楽しめるサイクリング部門


世界に誇るやんばるの自然をサイクリング世界に誇るやんばるの自然をサイクリング (c)シクロワイアード
第34回「ツール・ド・おきなわ2022」では、以下のサイクリング種目を実施します。

1.やんばるセンチュリーライド173km

やんばる(沖縄県北部)の大自然を満喫できるサイクリング。コース後半の東海岸はアップダウンが続き、走り応えがあります。

2.チャレンジサイクリング90km

ロングライドの登竜門。名護市から東海岸を南下し、宜野座村、金武町、恩納村を走る中級車に最適なロング系コース!

3.伊江島ファミリーサイクリング50km

花と夕日のロマンの島「伊江島」を日帰りで楽しむサイクリング。島の人々のあたたかい応援を受けながら、島の景色を楽しんでください。

4.バリアフリーサイクリング

全ての人々にサイクルスポーツの機会を充実させ、輪を広げていくことを目的に開催。(一般募集無し)

【世界へTOUR DE OKINAWAを発信】
年間を通して楽しめる「ツール・ド・おきなわ」へ


新型コロナウイルス感染症拡大により、2020年と2021年はオンラインイベントを開催して参りました。その経験を活かし、各種プラットフォームを活用して、一年間を通して楽しめる「ツール・ド・おきなわ」を目指します。

1.オンラインチャレンジOKINAWA【冬季】

トレッキングアプリを活用して、月間累積距離やツール・ド・おきなわの象徴となる210kmへの走破チャレンジ、100km走破チャレンジなど、翌年に向けたおきなわへの挑戦を年明けからオンラインイベントとして開催

2.バーチャルサイクリング【年間開催】

インドアサイクリングアプリ「ROUVY」で「ツール・ド・おきなわ」のコース映像を響。CHURAUMI、YANBARU、TI-DAの3コースを提供。

3.バーチャルレース&ワークアウトシリーズ【計画中】

ツール・ド・おきなわに向けた10月からのワークアウトシリーズ及びバーチャルレースの「ROAD TO OKINAWA」を現在企画中

【安心・安全な大会開催へ】
医療救護体制の充実化


ツール・ド・おきなわでは、日本最長の210kmに及ぶコース設定や日本国内で例を見ない規模のラインロードレースの開催により、多くの事故が発生しており、限られた地域の救急や医療資源へ負担を発生しておりました。第29回大会から北部地区医師会が中心となり、「Mass Gathering Medicine」の考え方を導入した医療救護体制を実施。第34回「ツール・ド・おきなわ2022」では、医療救護体制の更なる充実と医療救護用品の充実化を図ります。

医療救護スタッフ49名(医師6名、看護師12名、ロジ15名、ドライバー9名)医療救護車両体制:ドクターカー3台、救護車4台、搬送車3台

・目的
大会レース参加者、関係者に対する医療・救護を迅速かつ適切に行うとともに、限られた地域の救急体制、医療資源への負担を可能な限り軽減し、円滑に効率的な大会医療救護運営を安全に行うこととする。

【参加申込方法】

参加者募集は8/26(金)正午から

1.インターネット・スマートフォンでのオンラインお申込
2.大会事務局窓口でのお申込
3.FAXでのお申込
4.電話でのお申込

・参加料金の値上げについて

感染症対策による参加定員の削減、感染症対策費、人件費・輸送代・各種物品購入の高騰への対応、救護体制の更なる強化によるもので、本大会の参加料金を値上げいたします。各種物価高で厳しい情勢のなか、大変申し訳ありません。

【新型コロナウイルス感染症対策の観点から総定員を2/3に】
ツール・ド・おきなわ2022種目一覧ツール・ド・おきなわ2022種目一覧
【大会会長挨拶】

ツール・ド・おきなわ大会会長の渡具知武豊です。近年の本大会は、新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延による影響を受けながらも、オンライン形式での開催など形を変えながら継続して開催できましたことは、ひとえに北部12市町村の地域住民をはじめ、ご協賛企業、地域医療機関、その他多くの関係各位のご指導・ご支援・ご協力の賜物であり、深く感謝を申し上げる次第であります。

今年度は、来る、11月12日(土)・13日(日)に「熱帯の花となれ、風となれ」をテーマに、第34回ツール・ド・おきなわ2022大会を開催いたします。今大会では、国際レースを含むロードレース部門15種目、サイクリング部門4種目、関連イベント2種目と、例年と比べて規模を縮小しながらも実際にやんばるのコースを選手たちが走破する、リアルなロードレースを開催いたします。大会の様子はインターネット配信により世界中どこにいてもリアルタイムでレースの状況をお楽しみいただけるよう準備を進めておりますので、ぜひそちらも御期待いただければと存じます。

ツール・ド・おきなわ実行委員会 会長 渡具知武豊氏ツール・ド・おきなわ実行委員会 会長 渡具知武豊氏 (c)ツール・ド・おきなわ協会
大会を開催するにあたっては、コースの安全対策の強化はもとより、大会医療体制をより充実させ、感染症対策においても、沖縄県および開催地域における医療機関等と連携を図り、しっかりとした感染拡大防止策を講じた上で、安心安全な大会運営に努め、関係するみなさまのご期待に添えるよう鋭意努力してまいる所存であります。3年ぶりのリアルなレース部門開催となる本大会の受付開始は、8月26日(金)正午より行います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

結びに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が一刻も早く収束することを願うとともに、大会開催を楽しみにされてこられた多くのサイクリストのたくさんの笑顔と再び出会えることを祈念申し上げ、私の挨拶といたします。
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