日本人にマッチするパーツ開発に長ける東京サンエスが、ワンバイエスのフレーム開発を始めてから10年の節目を迎えた。記念すべきアニバーサリーイヤーモデルとなるのは、4年の月日を掛けて開発されたディスクブレーキ搭載のクロモリロード"JFF #701D"だ。



ワンバイエス #701Dワンバイエス #701D (c)東京サンエス
東京サンエスのプレミアムラインとなる「ワンバイエス」にラインアップされるJFF。Japanese Fit Frameの頭文字を取ったオリジナルバイクは、その名の通り日本人の体型に合わせて設計し、日本のフィールドで遊ぶことに適したコンセプトで開発が行われることが特徴だ。

4年の開発期間を経て登場したファーストモデルの#501以降、全日本CXの9連覇を成し遂げた辻浦圭一とともに作り上げたシクロクロスバイク、チタンディスクロードなど様々なバイクをラインアップ。ワンバイエスで自転車を作り始めてから10年の節目に当たる2020年、原点とも言えるクロモリロードの最新作"#701D"をリリースする。

上下1-1/8インチヘッドチューブに丁寧な仕上げで溶接される各チューブ上下1-1/8インチヘッドチューブに丁寧な仕上げで溶接される各チューブ (c)東京サンエス外径29.8mmにアウターバテッドが施されたシートチューブ外径29.8mmにアウターバテッドが施されたシートチューブ (c)東京サンエス

ワイヤーの外装用パーツは、DI2ケーブル内装用パーツが用意されるワイヤーの外装用パーツは、DI2ケーブル内装用パーツが用意される (c)東京サンエスチェーンステーのブリッジにアイレットが設けられているチェーンステーのブリッジにアイレットが設けられている (c)東京サンエス


今作の開発期間は、奇しくも処女作である#501と同じ4年。時代とともに機材や乗り方のトレンドも移り変わり、自転車自体も変化していっている現在、#701Dではディスクブレーキとスルーアクスルを用いても「心地よいロード系スチールフレームとカーボンフォーク」と感じられる自転車を目指したという。製品化までに4つのプロトタイプを作成し、東京サンエスらしいクロモリロード×ディスクブレーキの自転車を実現したという。制作過程の詳細は東京サンエスが毎月発行している「月刊サンエスウォッチング Vol.27」に記載されているため、そちらをチェックして欲しい。リンクは記事末尾にも記載する。

クラウン下の厚みを薄く仕上げることで安定性を向上させるクラウン下の厚みを薄く仕上げることで安定性を向上させる (c)東京サンエスシートステー、チェーンステーともに扁平加工が施されているシートステー、チェーンステーともに扁平加工が施されている (c)東京サンエス


ジオメトリーはJFFシリーズらしく短いリーチ、寝たヘッドアングルなど扱いやすさを意識。幾つかのプロトタイプを経て、BB位置を下げる寸法、ロングチェーンステーとすることでより優れた扱いやすさと安定感を実現した。

#701Dはクロモリのしなやかさを活かすチュービングが大きな特徴。これまではシンプルな造形が多かったJFFフレームだが、新型のリアバックはかなり複雑な形状とされている。シートステーとチェーンステーは根元部分は太く作られているが、中間地点からは上下方向の柔軟性を実現する扁平形状が採用された。

OBS-RBD-TH 700C カーボンフォークとのクリアランス (SOMA サップルヴィテス SL 700×38C)OBS-RBD-TH 700C カーボンフォークとのクリアランス (SOMA サップルヴィテス SL 700×38C) (c)東京サンエスシートチューブやBB周りとのクリアランス (SOMA サップルヴィテス SL 700×38C)シートチューブやBB周りとのクリアランス (SOMA サップルヴィテス SL 700×38C) (c)東京サンエス


一方でトップチューブは横方向に長い楕円形状を廃止し、真円チューブに変更。BBシェル付近のチェーンステーは縦に長い扁平とされているため、横方向へのしなやかさが生み出されている。

推奨最大タイヤクリアランスは700×35Cとしながらも、公式でSOMA サップルディウス(38C)というブロックなしのタイヤを装着できることを確認しているという。シマノDI2のケーブルを内装できるオリジナルエンドや、シートステー内側に設けられたアイレットなど細かいところまで抜かり無い設計が施されている。電動コンポーネントで組み上げたい人やフェンダーなどを装着したツアラーとして組み上げたい人など、様々なサイクリストのニーズに応えられるフレームに仕上げられた。

ワンバイエス #701D フレーム+OBS-RBD-TH 700C(カーボンフォーク)ワンバイエス #701D フレーム+OBS-RBD-TH 700C(カーボンフォーク) (c)東京サンエスワンバイエス #701D+OBS-RBD-ST 700C(スチールフォーク)ワンバイエス #701D+OBS-RBD-ST 700C(スチールフォーク) (c)東京サンエス


販売パッケージはフレーム単体と、フレーム+カーボンフォーク、フレーム+スチールフォークの3種類。カーボンフォークモデルは"OBS-RBD-TH 700C"というオフセットを切り替えられるモデル。肩下とレッグ内側には3箇所のフェンダーアイレットが備えられている。スチールフォークはフェンダー用とキャリア用のアイレットを備えた物。低い肩下寸法とすることでツーリングなどに向いた安定性を獲得したフォークだ。

サイズは455、490、510、530、550mmという5種類。どのサイズも快適性と扱いやすいコントロール性を追求したサイジングが行われているため、サイクリングを楽しめるようになっているという。カラーは計31色から選択可能だ。

ワンバイエス #701D(550mmサイズ、スチールフォーク、S-003カラー、33Cタイヤ装着)ワンバイエス #701D(550mmサイズ、スチールフォーク、S-003カラー、33Cタイヤ装着) (c)東京サンエス
ワンバイエス #701D(455mmサイズ、カーボンフォーク、M-001カラー、23Cタイヤ装着)ワンバイエス #701D(455mmサイズ、カーボンフォーク、M-001カラー、23Cタイヤ装着) (c)東京サンエス


ワンバイエス #701D フレーム
フレーム:#4130熱処理クロモリオリジナルバテッド
各種仕様:DI2&ディスク対応 インターナルケーブルルーティング(ワイヤー変速にも対応)
ブレーキタイプ:フラットマウントディスク
シートポスト径:27.2mm
Fメカバンド径:28.6mm
BBシェル幅:68mm
最大タイヤクリアランス:700×35C(SOMA サップルヴィテス SLは700×38Cも装着可能)
付属品:TANGESEIKI TG36IS22 ヘッドパーツ・スルーアクスル・シートクランプ
重 量:フレーム 約1980g(490mm未塗装)
サイズ:455、490、510、530、550mm
カラー:オーダー(計31色)
価 格:138,000円(税抜)

ワンバイエス #701D フレーム+OBS-RBD-TH 700C(カーボンフォーク)
仕 様:デュアルオフセット48/53mm 1-1/8" 肩下371.5mm(オフセット48mm)
重 量:465g(コラム300mmドロップアウト付、アクスルなし)
カラー:マットUD ※カーボンフォークへのフレームと同色塗装はプラス13,500円(税抜)
価 格:183,000円(税抜)

ワンバイエス #701D フレーム+OBS-RBD-ST 700C(スチールフォーク)
仕 様:デュアルオフセット48/53mm 1-1/8" 肩下376mm(オフセット48mm)
重 量:1055g(コラム150mmアクスルなし)
カラー:フレームと同色 ※別色塗装はプラス7,500円(税抜)
価 格:156,000円(税抜)
製品情報:https://onebyesu.com/cn1/cn7/p_701D.html


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